2年ほど前から芝居を観に行くようになり(雑感38:「ムサシ」を観て)、終了後に何人かの方が立ち上り「ブラボー!」と叫ぶのを目にしたことが2、3度あります。
こんな感じか?
私自身はブラボーと言うほどの内容だったとは思えず、ちょっと冷めた目で眺めていましたが。
昨年11月に行った「トワ・エ・モワ&白鳥英美子コンサート」で、トワ・エ・モワの部は往年のヒット曲の何曲かを、例えば「空よ」、観客も一緒に歌えるアットホームな感じでした。
トワ・エ・モワ&白鳥英美子
曲と曲の間の語りで、白鳥英美子がリーダーであること(確かに芥川澄夫は「白鳥さん」と呼び、白鳥英美子は「アクちゃん」と呼んでいました)、「初恋の人に似ている」の曲は加藤和彦が8曲作曲した中から選んだこと、などを知りました。
圧巻は白鳥英美子がソロで歌った「アメイジング・グレイス」でした。無伴奏で聴く歌声は、「閑さや(しずかさや)岩にしみ入る」の如く、心にジーンとしみ入るものでした。
アメイジング・グレイスの歌唱
その歌声を聴けただけで、このコンサートに来た価値があると思えるほどでした。
歌が終わると、舞台に向かって中央前の方の席の方が十数名ほど、立ち上って「ブラボー!ブラボー!」と。中にはつられて叫んだ方もいるのでしょうが。
私は右端の方の席で座ったままでしたが、心の中では叫んでいました。
まさしくこれこそ「ブラボー!」だ。
ツーさん【2020.6.8掲載】
葉羽 いやぁコレ、芥川氏の影が薄くて気の毒な気もするな。(笑)