そんなことを初めて感じたのは平成7年の阪神淡路大震災の後だったでしょうか。
阪神淡路大震災
震災後に当時の村山首相が被災地を訪れましたが、テレビから伝わってきたのは、「今頃何しに来た」「政府は何をしているのだ」といった被災者の方々の雰囲気でした。
平成天皇が被災地を訪問したのはそのさらに後でしたが、被災者の方々は口々に「勇気をいただきました」「お力をいただきました」「頑張って、きっと復興させます」と涙ながらに語っていました。
見ている方の涙腺も緩みそうな光景でした。
阪神淡路大震災にて
それを見て感じたのは、日本という国を底から支えているのは政治家ではなく天皇なのかと。
東日本大震災の後も、一昨年の7月豪雨の後もしかり、大きな自然災害の後ではいつも同じような思いを抱きます。
昨年10月から11月にかけて即位の儀式が盛大に行われましたが、即位のパレードの前日に行われた「天皇陛下御即位をお祝いする国民祝典」での万歳(三唱ではなく十六唱だったそうですが)をテレビで見ていて、今さら万歳なのかなとちょっと思ってしまいました。
即位式典での万歳十六唱
お祝いですので、手を振りながらの「おめでとうございます!」でよいのでは、あるいは単に笑顔で手を振るだけでもよいのかなと。
ツーさん【2020.3.2掲載】
葉羽 そういうもんだと思って見てたけど、改めて言われると現代では違和感を感じるね。まあただ「儀式」と割り切ってしまえばそれまでかも。日本における儀典の最たるものだし。例えば一般人でも、結納の儀とか葬式の読経とか・・あ、やらない人も多くなってるか?(笑)