毎年夏の北海道旅行、今年は9月中旬に稚内から入りました(雑感116 キング・オブ・奇遇)。
昨年は屈斜路湖から釧路川への、人生初のカヌーを体験しましたが、今年は中頓別町(なかとんべつちょう:宗谷岬から南へ80kmくらい)の頓別川で、1時間ほどのカヌーツアーを楽しみました。
頓別川
勿論ガイド付きで、オールは持っていますが形だけです。
北海道の多くの景色は都会の喧騒を忘れさせてくれますが、カヌーツアーの間は見える範囲に人工物は全くなく、まさに自然に溶け込んだという感じでした。
途中で、名前は忘れましたが、遡上するマスの群れが見えました。
遡上中のマス
海からは50kmくらいあり、トータルで何kmを泳ぐのかは知りませんが、あんな小さな体の中に産まれたところへ戻るDNAがしっかり組み込まれていることに、そして産卵とともに力尽きてしまうことに、改めて感動を覚えました。
その姿を見てふと思い出しました。
若い頃ですが、飲み会の一次会でつぶれ、二次会は行ったことしか覚えていなく、途中の記憶はないものの気が付いたら自分の布団で寝ていたことを。そんなことが何度かありました。
若気の至り(千鳥足)
帰るべきところへ帰るということで、これも遡上の一種かと過去の自分を美化しようとしましたが、流れに逆らったわけでもなく、単なる酔っ払いの帰巣本能でした。
ツーさん【2019.12.2掲載】
葉羽 本当の千鳥足の画像だけど、千鳥がこんなふうに歩くんだって初めて分かった。よくも名付けたもんだと感心したよ(笑)