本箱のスペースを作るために、不要な本は随分と捨てました。
有機合成化学に関する専門書はもう読むこともないだろうと、教科書的に読み込んだ10冊ほどだけ手許に置くことにして、50冊くらいは捨てました。
有機合成専門書
高校の時に買って後で読もうと思っていた世界文学全集30巻も、結局は読まず、これからも読むことはないだろうと捨てました。
(日本文学しか読まず、最後に読んだ外国小説は「かもめのジョナサン」です。)
蔵書を数えたことはありませんが、ざっと見で3千冊くらいはあるでしょうか。
かもめのジョナサン
でも古本屋に持って行けば、ほぼ一律1冊20円でしょう。二束三文で財産的な価値はありません。
そんな中で私の中で財産と思っている本があります。それは「朝日新聞報道写真集」です。
最初に買ったのは「朝日新聞報道写真集1972」で、中味は昭和46(1971)年のもの、私が高校2年の時の世相が窺えます。
朝日新聞報道写真集1972
それから毎年購入し、今年発行のものまでで48冊あります。それだけ長く生きた証でしょうか。
今はネット通販で、過去に遡って結構揃えることも可能なようですが、そんなものがなかった時代に毎年1冊ずつ忘れずに購入し、自分が生きてきた時代を写している、まさに私にとっては財産です。
余談ですが、大学4年の時に某製薬会社から来た研究生の方に見覚えがありました。「朝日新聞報道写真集1974」に「私たちの卒論は「愛」」(学生結婚で卒業式に子連れで出席)として載っていた方でした。
ツーさん【2019.11.4掲載】
葉羽 報道写真は迫力あるよね。宝物にしているの分かる気がするよ。