「故郷は?」と聞かれれば、幼稚園入園前から高校卒業までの15年余りを過ごした福島を挙げます。
生まれは母の実家がある山形県南陽市宮内(当時は東置賜郡宮内町)で、実家の蔵で産婆さんが取り上げてくれました。
小学校の頃は夏、冬、春休みごとに、2/3くらいはそこで過ごしていました。
山形県南陽市と白竜湖
父の仕事の関係でものごころつく前に米沢に住んでいたことはありますが(写真が残っていますので、多分そうだと思います)、住んでいた記憶はないものの、山形は私の「生まれ故郷」です。
勤めていた会社の工場がある長野県上田市には、入社初年度1年間、そして50歳を過ぎて工場長として、単身赴任ではありましたが6年間住んでいました。
長野県上田市
入社1年目に住んでいたということもあるのでしょうか、福島ほど景色が目に馴染むものではありませんが(雑感45 故郷を思う:目に馴染む)、長野は私の「社会人生活の故郷」といった感があります。
埼玉県には25年間住んでいて、50歳時点では人生半分埼玉で、2人の子供たち(息子と娘)は埼玉生まれで、子供が小さい頃の思い出は埼玉にあります。でも、埼玉に特別な思いはありません。
「翔んで埼玉」
子供たちは埼玉を故郷とは思っていないようです。やはり、故郷は遠きにありて思うもの、でしょうか。
ツーさん【2019.7.1掲載】
葉羽 筒井康隆も言ってるよ。「故郷は遠きにありて思うもの。近くば寄って目にも見よ!」ってね(笑)