平成17年6月から6年間は、長野県にある上田工場に工場長として赴任していました。
工場では月初めに工場全員が集まる全体朝礼があり、赴任した日の朝一番で工場長の話として会社概況の説明や安全に関する注意喚起をしました。
上田工場
その日の午後には何とか委員会があり、会の最後には委員長としての一言を求められました。さらに工場担当者への来客に、「工場長、一言挨拶をお願いします」と。
工場長の仕事は挨拶かと思ったくらいです。
全体朝礼で会社方針を説明する時や、お客さんとの雑談で最近の景気が話題になった時など、たまにではありますが「日経ビジネスにこんな記事が載っていました」と引用することがありました。
「また日経ビジネスか」と思わせない程度に引用しました。
朝礼(※参考画像)
この場合、ダイヤモンドや東洋経済などではだめで、あくまで日経ビジネスでなければならなかったのです。
それは聞く側に「この人は日経新聞のみならず日経ビジネスまで読み込んでいるのか」と思わせ、自分の話すことに重厚さ、あるいは納得性を感じてもらうためでした。
日経新聞は読まず、日経ビジネスもかいつまんで読んでいるだけでしたが、演じることも大事なのかなと。
ツーさん【2019.2.25掲載】
葉羽 をっと、種明かししちゃって良かったの?(笑) まあ、後進にノウハウを伝授するのも先達の役目だからね。