10年以上前ですが、福島で一番ズーズー弁に詳しいママがいるというスナックへ、知人と行きました。
一番詳しいということは単に一番訛っているということですが。
ママの解説は「(福島の)ズーズー弁はやたら濁点が付く」と単純明快でした。よって「ふぐしま」とは言うが「ふぐすま」とは言わないと。
ですので「自転車(じてんしゃ)」が訛って「じでんしゃ」と思っていましたが、私の周りの東京近辺の方もほとんど「じでんしゃ」と言っています。うちのカミさんも娘も、会社の友人も。
「転」の音読みは「てん」しかなく、「でん」と読む熟語はありません。
(因みに「端(はし)」を「はじ」と読むことは許容されていて、「はじっこ」は訛っているわけではないようです)
ズーズー弁を小馬鹿にしているような方々が「じでんしゃ」と言っているのは、妙に腑に落ちないところがありました。
では何故皆「じでんしゃ」と言うのか?
どうも「じてんしゃ」と発音していても、ちょっと「じでんしゃ」と聞こえることに起因しているのではと思います。
(スピッツ)
スピッツの「ロビンソン」の「・・・河原の道を~、自転車で~、走る君を追いかけた・・・」も何気なく聞いていると「じでんしゃ」のようにも聞こえます(勿論「じてんしゃ」と歌っていますが)。
ツーさん【2018.7.23掲載】
葉羽 どこだよ、そのスナック?(笑)