旅行に出掛け、それが主目的ではありませんが、美術館があると結構立ち寄ります。
美術館目的で出掛けたのは足立美術館くらいです。
長野県の安曇野周辺は特に美術館が多く(人口当たりの美術館数が一番多いのは長野県だそうです)、アートラインなる道もあります。
安曇野の美術館は幾つか訪れました。
安曇野の碌山美術館へ行った時のことです。(※右の写真)⇒
早逝の彫刻家荻原碌山の作品が展示されていて、短い人生の中でこれだけの作品を創生したことに驚かされましたが、それらの作品以上に私の心を打ったのは略歴でした。
荻原碌山作「女」
新宿中村屋の2階で襖一面が真っ赤になるほど吐血して、その2日後に30歳で亡くなったという略歴に。
同じ安曇野の原田泰治美術館に行きました時は、どの作品もほのぼのとした感じが伝わり心癒されましたが、作品以上に興味深く見たのは彼のインタビュービデオでした。
原田泰治美術館
彼は小児麻痺の影響で足が不自由で、小学校の頃の体育の時間はずっと校庭に座っていたので「虫の眼を持った」、放課後は小高い丘の上にある自宅の窓から外ばかり見ていたので「鳥の眼を持った」と。
美術館ではありませんが、鳥取の水木しげる記念館でも略歴ばかり見ていました。
水木しげる記念館
どうも生き様の方に興味があるようです。
ツーさん【2018.5.28掲載】
葉羽 美術館や博物館によく行くようになったのは、ごく最近かな。財団の前のM理事長の影響が大きいかも。彼は、子供の頃からとにかく博物館めぐりが好きで、驚くほど多方面に博識でした。まあ、以前博物館の副館長もやってた僕がそんなことを言ってはダメなんでしょうけれど(笑)