カミさんと浜名湖の方へ旅行し、旅館での夕食の時でした。
夕食処は1階にあり、日中は宿泊客以外も入れる食堂として利用されていて、我々は指定されたコース料理でしたが、テーブルにはメニューも置いてありました。
浜名湖といえばウナギ。幾つかのウナギ料理が載っていました。うな重なんて滅多に食べませんが、ウナギ高騰の折でもあり、そんな私でもちょっと高いように感じました。
メニューをさらに見ていましたら、うな重よりも高い料理がありました。
(ひつまぶし)
で、私はカミさんに
「うな重も結構いい値段だけど、こっちのひまつぶしの方がもっと高いね」と。
するとカミさんが
「お父さん、今何て言った?」と。
私が「ひまつぶし」と答えると、カミさん曰く「それは、ひ・つ・ま・ぶ・し」と。
ひつまぶしという料理があることは知っていましたが、ウナギの蒲焼を細かく刻んであり、暇な人が時間を掛けて食べるので「ひまつぶし」と思っていました。
音として聞いたことがなかったのですね。
平仮名やカタカナで書かれた単語は固まりで認識し、先入観で誤って認識してしまうことがあるようです。
「ウコンの力」は「ウ〇コの力」に、「デング熱」は「テング熱」に、井上ひさしの「花よりタンゴ」は「花よりダンゴ」に見えました。
「魯魚(ろぎょ)の誤り」の一種でしょうか。
ツーさん【2018.2.26掲載】
葉羽 指摘されたのがカミサンでよかったね。他人に言ってたら恥ずかしいものね。ん、待てよ!?もしかして…(笑)