娘が結婚して間もなくでしたが、山形の従姉から宅急便が送られてきました。
中には私が子供の頃に好きだった山形(私の生まれ故郷)のお菓子と共に、御袋の形見分けのオパールの指輪が入っていました。
同封されていた手紙には「私も70歳を過ぎ、元気なうちにと少しずつ身辺整理しています。この指輪は私よりも叔母さん(私の母)のお孫さん(私の娘)が持っていた方が、叔母さんも喜ぶでしょう」と。
(イメージ:実物ではありません)
サンデー毎日2年目、日々好きなことをしていますが、1つだけ自分に課していることがあります。
それは元気なうちに身の周りを整理することです。整理にも元気が要ります。
(※参考:坂岡洋子「老前整理」新潮文庫)⇒
人が死んだ後、残された遺族にとって有用なのは、お金と使い道のある不動産くらいです。
後世の研究対象になるような方でしたら、研究の材料として色々残しておくことも価値があります。
しかし、普通の人々の場合は、故人にとっては思い出深い品々も、遺族にとってはただのガラクタとなってしまいます。一緒くたにポイです。
現在はPDFやデジカメなど便利な保存の道具があります。
小学校の頃の作文とか修学旅行のしおりとか、せっせとデジタル化しています。
亡くなった時に消去してもらえればと思っています。
ツーさん【2018.1.22掲載】
葉羽 これは大事だね。当人にとって大切だったモノも他人にはガラクタ。迷惑のタネにしかならないでしょう。僕も完全退職したら、モノの整理をしようと思う。最後に残るのはこの「岸波通信」かな。もしも僕が死ぬときには、消去する前に各自のデータを「形見分け」するからね(笑)