大学生の頃によく聴いたのはボブ・ディランの歌であり、よく読んだのは安部公房の小説でした。ファッション的だったかもしれませんが。
ボブ・ディランのレコードは20枚以上持っていて、オートバイ事故による沈黙の後にリリースしたアルバム「復活」は今でも聞いています。
昨年は遂にコンサートにも行きました。
川端康成がノーベル文学賞を受賞した後、次の候補は三島由紀夫と言われていましたが私が高校1年の時に自決し、その後は安部公房か大江健三郎と言われていました。
2人の作品はそれなりに読んでいましたが、当時「砂の女」が国際的にも高い評価を受けていたこともあり、私の判断はズバリ安部公房でした。
で、投機的意味合いも含めて、安部公房は全集で読んだものです。しかし、安部公房が案外早く亡くなったこともありますが、私の読みは見事に外れました。
それが昨年、ボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞。ニュースを見た瞬間はエッと感じましたが、知っているディランの歌詞が脳裏を巡り、それもあるかと思いました。
私の中の安部公房とボブ・ディラン、この巡り合わせを表す言葉を持ち合わせてはいませんが、何とも言えない妙な感じです。
ツーさん【2017.12.18掲載】
葉羽 ボブ・ディランの「風に吹かれて」とジョン・レノンの「イマージン」は、僕の中でも不朽の名作です。安部公房は‥‥‥残念ながら若い時には読まなかったな。ホラその頃って、小松左京や筒井康隆だったから(笑)