平成22年2月に、生後5ヶ月の雌のヨークシャーテリアが我が家の一員に加わりました。
嫁入り前だった娘がミューと名付けました。猫みたいな名前ですが(英語で「mew(ミュー)」は猫の鳴き声)、犬ですよ。
当時私は単身赴任中でしたが、週末自宅に帰り日曜の夕方に戻る際、家族はテレビから目も離さずに「じゃあ、またね」でしたが、ミューだけはじっと私の目を見つめていました。
第一のご主人はカミさんで私は2番目です。私が帰ってくると2階(散歩時以外は室内で飼っていて、我が家は2階がリビングです)でワンワンと鳴きながら待っていますが、カミさんが帰ってくるとワンワンと鳴きながら階段を下り玄関へ脱兎の如し。犬ですよ。
今年10月初めにミューは動物病院で蛋白漏出性腸炎と診断され、11月中旬からは東大動物医療センターで診てもらっていました。
一時元気を取り戻してきたようにも見えましたが、願い叶わず、先週水曜日(6日)に静かに息を引き取りました。
旅先での在りし日のミューちゃん(筆者提供)
室内犬でしたので、家中どこを見ても、まだミューの残像だらけです。
毎度同じ餌なのに尻尾を振り振り全身で喜びを表していたミュー、雨音が怖くて雨が降るたびに口を開けて寄り添ってきたミュー。
7年10ヶ月の間にたくさんの癒しと思い出をありがとう。
「ミュー、僕は君と一緒にいられて良かったよ」。
ツーさん【2017.12.11掲載】
葉羽 辛いなぁツーさん、分るよ。ペットは人間の家族と全く一緒だものね。先年、まめしばがゴンを亡くした時もずいぶん落ち込んでいた。人生と歴史を共有してきた家族そのものだと思う。