在勤中のことですがある時、会社のネット掲示板の訃報を見ていましたら、葬儀の場所が茨城(イバラキ)県で、“イバラギ”とルビが振られていました。
担当者はワードでイバラギと入力して変換したはずです。
“ジデンシャ”と入力しても自転車(ジテンシャ)とは変換されません。では何故イバラギでも茨城に変換されたのでしょうか。
茨城県以外に茨城(イバラギ)町とか村とかがあって、イバラギでも茨城に変換できるのか。茨城町は確かにありますが、茨城県にありイバラキマチでした。
イバラキが訛ってイバラギになったからとどこかに書いてありました。
しかし、福島の方はフグシマと言いますが全国的には認知されていませんし、イバラキが訛ったということはないと思います。
どうも日本語の言いやすさに起因している気がします。
城が付く地名で、宮城(ミヤギ)はミヤキと言い難く、赤城(アカギ)はアカキと言いづらく、坂城(サカキ)はサカギとは言えず、母音の繋がり具合というよりは、全体の語感として言い易い、言いにくいがあるようです。
イバラキよりはイバラギの方が少し言い易いと思います。
そして聞き取る時にちょっと注意して聞かないと、イバラギと聞こえます。NHKのアナウンサーが言っていても、そう聞こえます。
多くの方にイバラギと認識されているとの判断で、ワードではイバラギでも茨城と変換可能にしてあると思われました。
ツーさん【2017.12.4掲載】
葉羽 うん「茨城県」…僕も長いこと「いばらぎけん」で通していたよ。周りの誰もがそう言っていたような気がするなぁ。福島県でも「飯舘村(いいたてむら)」は「いいだてむら」、「金山町(かねやままち)」は「かなやままち」、「葛尾村(かつらおむら)」は「かづろーむら」……だって地元の人の発音がそう聞こえるんだもん(笑) 意外と原因は、そういう「地元の人の訛り」だったりして。