ビートルズは音楽のみならずファッションでも若者に大きな影響を及ぼし、昭和42(1967)年から大流行したグループサウンズの面々は、ブルー・コメッツなど一部を除けば大概長髪(今で言う、ロン毛)でしたし、その後のブームのフォーク歌手、吉田拓郎、井上陽水、かぐや姫など軒並み長髪でした。

あの頃の若者(大学卒業アルバムから:筆者提供)
私の学生時代(昭和48~52年)も長髪とまでは言わないまでも、現代から見ると結構長い髪が主流でした。
私もご多分に漏れず幾分長めにしていました。でも今見ると結構長いですね。

大学2年3月時の筆者(学生証用/筆者提供)
で、就職することになり(雑感 422)会社訪問解禁日の直前にリクルートカットし、会社訪問に臨みました。
10月1日から会社訪問ですが、その日は一旦大学に行き、友人と共に会社訪問しました。
そしてそのままアパートに帰宅しましたが、鍵を入れたバッグを大学に忘れたことに気付きました。ぼろいバッグだったので、会社訪問では印象を悪くすると、大学に置いていったのでしょうね。
大家さんから鍵を借りるかと、大家さんを訪れると「あんた誰?」という感じで、私と認識してもらえませんでした。
←あんた誰?
大学4年10月時の筆者(就職試験用/筆者提供)
旧友と久しぶりに会っても私と認識してもらえなかったことはなく、何とか鍵は借りられましたが、一見で私と認識してもらえなかったのは、この時だけです。
「いちご白書をもう一度」に「♪就職が決まって(厳密には“就職することが決まって”でしょうね) 髪を切ってきた時」とあって、「もう若くないさと 君にいいわけ」することはありませんでしたが、大家さんには色々と言い訳したのですね。
「青山君の思い出」パクリネタから芋づる式に今月は4編も書け、言ってみれば「幸甚の至り」でした。
「幸甚の至り」コンビーフ缶
ツーさん【2025.10.27掲載】
葉羽 就職してずいぶん経って人事担当になった頃、自分自身の履歴書写真を見る機会があったが考えられないくらい長髪だったので驚いた。よく就職できたなと思う(笑)