同級生の青山君と比べて、私の生き方は「あてなどないけど、どうにかなるさ」みたいな感じで、彼とは全く逆の生き方と先週書きましたが、おまけにもう一つ。
大学4年で農芸化学科有機化学研究室に配属になり、そのまま大学院に進学するつもりでしたが、さして勉強したわけでもなく、予想通り大学院入試は不合格でした。
意外と落ちる・・
浪人して再受験しようとは思わず、就職することにしました。
大学院を落ちたのが9月中旬で、10月1日の会社訪問解禁日まで2週間足らず。夏頃から会社案内のパンフレットも送られてきたりしていましたが、一応大学院に行くつもりでしたので、まともには読んでいませんでした。
チバガイギー社(世界的大手製薬会社。サンド社との合併で現在はノバルティス社)からも来ましたが、何で千葉の会社から来るの?と見もせずに捨てるほどでした。
チバガイギー社
特にどこに行きたいともなく10月1日を迎えました。
とりあえず大学に行くと同級生が「今日は〇〇(某食品会社)へ行く」と言うので、「じゃあ一緒に行く」と付いて行きました。
教授に報告すると、〇〇は先輩も何人かいるし、よければ紹介状を書いてあげると。
紹介状
そんなこともあり14日に2回目の訪問、そして18日には内定をもらいました。結局1社受けただけで、今の時代では信じられないですね。
そんな感じで入社して40年弱、食品会社ながら化学・医薬部門に属し、大学院は落ちていましたが、会社から留学させていただき有機合成化学で学位を得、60歳定年後も2年間嘱託を務め大過なく退職し、まさに、どうにかなった。
そのうちなんとかなるだろう
ツーさん【2025.10.20掲載】
葉羽 僕も同じだった。就職試験は福島県庁一本。当初申し込み倍率は60倍だった(恐れをなした棄権もあり最終競争倍率はもう少し下がった。)けれど、落ちることなんか考えもせず、何となく受かってしまった。まあ、植木等の映画を見ていた世代だったからね(笑)