雑感382にも記しましたが、東京六大学野球はよく観に行きました。
在学4年の間に東大戦48試合を観戦しています。添付画像のように記録が残っています(4年の秋のリーグ戦の頃は、卒業に向けて忙しくなり、さすがに観戦なし)。

在学4年間の東大の成績、青下線が観戦試合(筆者提供)
48試合の戦績は5勝42敗1分で勝率.106でした。
弱小東大ですので、勝率1割はそんなものかと思われましたが、在学中の4年間の成績は16勝73敗2分で勝率.180だったのですね。
六大学野球に関して言えば、ちょっと運がなかったのですね。
東京六大学野球
一番記憶に残っている試合は、大学2年だった昭和49(1974)年10月5日土曜日の対法政大戦です。
江川卓(元巨人の投手。作新学院~法政大学~巨人)と言ってももう知らない人も多いでしょうが、私の1級下です。
江川卓
高校時代から怪物と騒がれ、プロ野球ドラフトでの阪急の指名を蹴って大学入学(慶応大を落ちて法政大に入りましたが、そのことも結構話題になりました)。
春のリーグ戦では顔見せ程度の登板でしたが、秋のリーグ戦では連戦連勝、飛ぶ鳥を落とす勢い、快“投”乱麻。
東大相手ではノーヒットノーランかとのささやきも聞こえましたが、何と3-2の逆転勝ち。まさに溜飲が下がる思いでした。
昭和49年10月6日の朝日新聞から(筆者提供)
1勝1敗で迎えた第3戦では、江川は初めて本塁打を喫し、3回まで4-0とリードしてましたが、残念ながら逆転負けで勝ち点は奪えませんでした。
次に印象的だったのは、同じ年の5月4日の対慶応大戦でしょうか。
9回裏2死まで3-2で勝っていたのです。持っていた新聞をちぎって舞い上げる準備もしていました。2死1、2塁で次打者は遊ゴロ。
勝ったと思ったら遊撃手が1塁へ悪送球。2者が還って痛恨の逆転負け。ちぎった新聞は叩きつけました。でも、東大らしい負け方でしたね。
ツーさん【2025.8.4掲載】
葉羽 東大らしい負け方・・で吹いた(笑) しかし情けない負け方だったね~