「さぶろく」創刊号(雑感 373)への私の寄稿文(タイトルは「近況報告」)は次のようなものでいた。大学1年の頃の生活が窺われます。

「さぶろく」の表紙と奥付
「しょうかんごう」は担任が〇〇尚寛だったので(筆者提供)
「皆さんお元気ですか?僕は元気でありまして・・・でも、やはり慣れない東京の生活のせいか、19才という悩み多き年頃のせいか、疲れているということもまた確かなようです。
僕の下宿は大学に割と近く通学時間は25分程度なのですが、高校の時は授業開始5分前に家を出ても間にあったのですから、それに比べるとまるで山一つ越すような遠さです。
東大正門
・・・
勉強の方は独語くらいはやっていますが、独語はやたら変化が多く、名詞の性を覚えるのなどは一苦労です(注:独語の名詞には男性、女性、中性名詞があり、それぞれ冠詞が異なります)。
でも中にはGrube(穴)が女性名詞であるというように非常に納得のいくものや、Mädchen(少女、処女)やFräulein(少女)がまだ女になりきっていないので中性名詞であるように興味深いものもあります。
メルケル元首相(関係ない:笑)
それから7月の初め頃に、キョウスケ君(注:高校時3年6組の同級生)が下宿まで訪ねて来ましたが、その帰りに僕はたまっていた「平凡パンチ」を手みやげにあげたのです。
「平凡パンチ」
その時の彼の喜んだ顔はまさに「百万ドルの笑顔」でありまして、その他の「少年チャンピオン」などもあげましたので、かなり重かったでしたが、軽い足どりで帰ってゆきました・・・」。
今書いている文章と大差ないという感じで、雑感 81にも書きましたが「成長していない!?」ですね。
ツーさん【2025.4.28掲載】
葉羽 今思うと、ネットもない時代「平凡パンチ」は若い男性に必須アイテムだったよね。(何の!?)