物心つく前から歌謡曲や流行歌が好きで(雑感 126&293)、小学1年(昭和36(1961)年)の頃にはその年に発売され流行っていた「上を向いて歩こう」(坂本九)や「王将」(村田英雄)などを口ずさんでいました。
小学1年で「王将」はちょっと渋いですが。
「王将」村田英雄
小学生の頃は年末年始を母の実家の山形県南陽市で過ごしていましたが、その茶の間で伯父伯母いとこらとコタツに入りながらNHK紅白歌合戦を観ていた記憶があります。
ダークダックスが紅白で「山男の歌」を歌ったことは記憶にあり、それは昭和37年のこと、小学2年の時には既に紅白を観ていたのですね。
「山男の歌」ダークダックス
最近は「観た」と言える程度には観ていますが、昭和の頃、まだ歌謡曲やニューミュージックという言葉が死語でなかった頃、紅白は大晦日の楽しみで、毎年初めから終わりまで観ました。
そんな私ですので先週11日に放映された「第20回紅白歌合戦」は、昭和44年放映のリマスター版(白黒)ですが、懐かしさ満載でした。
出演者一同の入場行進があり、総合司会は宮田輝、舞台はずっと同じままで、出演者は舞台後方のひな壇に座っている、昭和を彷彿とさせる映像でした。
「第20回紅白歌合戦」
知らない曲はありましたが、知らない歌手は一人もいませんでした。そうです、自称「昭和の芸能界には詳しい」。
それはさておき、ちょっと感慨深かったのは岸洋子が「夜明けのうた」を歌ったシーンでした。
その3年後に岸洋子が公演で福島市を訪れた際、風邪でもひいたのか、宿泊していた「えびすグランドホテル」の産業医だった父が診察し、お礼にもらった色紙を額縁に入れ大事にとってあったからです。

父がもらった岸洋子の色紙(筆者提供)
懐かしさが懐かしさを呼ぶ、そんな感じでした。
ツーさん【2025.2.17掲載】
葉羽 いいのを持ってるね~。ウチだと、そうだな・・母方の春婆さんが草野心平先生に描いてもらった「日々春の如し」という色紙くらいかな。天山文庫の管理人やってたからね・・アレってどこ行ったろ?(笑)