息子との思い出話を何度か書きましたが(雑感 11、108)、最後にもう一つ。
もう20年以上前ですが、息子が高校2年の秋、そろそろ受験モードに入る頃ですが、帰宅しますとベッドに体操座りしながら「お父さん、古文勉強して何になるの?」と。
古文のお勉強
私は受験科目の一つとして何の疑問も抱かずに勉強しましたが、実は結構鋭い質問ですね。
確かに私が生きてゆくうえで古文が直接役に立っているとは思えませんでしたし。何と答えたかは忘れました。
何の役に立つ?
高校3年の秋には翌日に三者面談(生徒、親、先生)を控え、カミさんから息子とよく話し合うように言われました。
息子と向かい合うと開口一番「お父さん、大学に行かないと困る?」と。
私曰く「困りはしないが、(当時息子はお笑い系放送作家に傾倒していたので)お笑いにも幅広い教養は必要なのでは」と。
お笑いにも「教養」
そのうちに息子が「(理系のクラスにいましたが)文系でもいいかな?」と。
私曰く「(そんなことはないのですが)いいんじゃない、会社で偉くなるのは文系だ」と。
そのうちに息子は「数学が好きだから、やっぱり理系に行く」と。
それを受け「数学以外の好きな科目は?」と訊くと「倫理社会」と。どういう組合せで受験するのかと思いました。
ミトコンドリア
三者面談の結果をカミさんに訊くと「先生と2人でミトコンドリアがどうのこうのとか言ってばかりで、全然分からなかったけれど、先生が最後に言った「息子さんは受験に向いていないですね」だけ分かった」と。
そんな息子ですが第一志望の誰もが知っている某有名大学の理工学部に合格し、上述のことが笑い話で済んでやれやれでした。
ツーさん【2025.2.10掲載】
葉羽 「受験に向いてない」ってビシッと言われたのか~・・応えるなぁ(笑)でも子供たちの受験の結果って、確定するまでドキドキだよね、分かるわかる。ある意味、自分の事より心臓に悪いかも(笑)