会社勤めをしていた頃、年末最終出勤日の仕事納めの後は一杯飲むのが習わしでした。
もう20年ちょっと前ですが、仕事納めの後に会社で軽く一杯飲み、有志で神田の街に繰り出し、ついついお酒が進み終電の時間を過ぎてしまいました。
行っちまった!(汗)
タクシー代も勿体ないので(当時は埼玉県川越市在住で、神田辺りからは2万円以上掛かりました)、始発が走り出すまで飲んで帰ることにしました。
予定通りに始発に乗り、6時半くらいだったでしょうか、休日ですしまだ家族が寝ているうちに、もしかしたら家族に気が付かれずに布団にもぐり込める、と安堵したのはほんの一瞬。鞄の中に家の鍵がありません。
家の鍵は!?
前日は出張で少し多めの資料を入れるために普段の鞄ではなく、一回り大きめの鞄を使い、普段の鞄に鍵を戻しておくのを忘れたのですね。
携帯を持っていれば息子でも起こすところですが、私も家族もまだ持っていない時代でした。
で、仕方なく呼び鈴をピンポーン、カミさんからブチブチ言われながら開けてもらいました。
何やってんの!
昼頃には当時高校3年だった息子から冷たく「お父さん、朝帰りだったんだね」と。
今にして思えば、息子が受験勉強のラストスパートに励んでいる頃に、羽目を外して飲んでいたのですね。まあ、飲むことも仕事の一環ではありましたが。
その息子が大学に入学し、1年か2年の時でした。コンパがあって帰りの電車を乗り過ごし5つ先の駅にいて、上りはもうない、お父さん車で迎えに来てと。
幸に私はまだ飲んでいませんでした。
ヤア、待ったか?
さらに時は流れ、息子も鍵を持たずに出掛けたようで、私の携帯に電話があり、私は何も言わずに玄関を開けてあげたのです。
ツーさん【2024.12.9掲載】
葉羽 血筋だねぇ笑っちゃったよ。ま、飲み会あるあるか(笑)