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雑感377 酒肴9:父権復活




by Tsuji
Reported by Tsuji
MP3"くつろぎ時間" by 音楽の卵
Site arranged by 葉羽

 会社勤めをしていた頃、年末最終出勤日の仕事納めの後は一杯飲むのが習わしでした。

 もう20年ちょっと前ですが、仕事納めの後に会社で軽く一杯飲み、有志で神田の街に繰り出し、ついついお酒が進み終電の時間を過ぎてしまいました。

  行っちまった!(汗)

 タクシー代も勿体ないので(当時は埼玉県川越市在住で、神田辺りからは2万円以上掛かりました)、始発が走り出すまで飲んで帰ることにしました。

 予定通りに始発に乗り、6時半くらいだったでしょうか、休日ですしまだ家族が寝ているうちに、もしかしたら家族に気が付かれずに布団にもぐり込める、と安堵したのはほんの一瞬。鞄の中に家の鍵がありません。

  家の鍵は!?

 前日は出張で少し多めの資料を入れるために普段の鞄ではなく、一回り大きめの鞄を使い、普段の鞄に鍵を戻しておくのを忘れたのですね。

 携帯を持っていれば息子でも起こすところですが、私も家族もまだ持っていない時代でした。

 で、仕方なく呼び鈴をピンポーン、カミさんからブチブチ言われながら開けてもらいました。

  何やってんの!

 昼頃には当時高校3年だった息子から冷たく「お父さん、朝帰りだったんだね」と。

 今にして思えば、息子が受験勉強のラストスパートに励んでいる頃に、羽目を外して飲んでいたのですね。まあ、飲むことも仕事の一環ではありましたが。

 その息子が大学に入学し、1年か2年の時でした。コンパがあって帰りの電車を乗り過ごし5つ先の駅にいて、上りはもうない、お父さん車で迎えに来てと。

 幸に私はまだ飲んでいませんでした。

  ヤア、待ったか?

 さらに時は流れ、息子も鍵を持たずに出掛けたようで、私の携帯に電話があり、私は何も言わずに玄関を開けてあげたのです。

  ツーさん【2024.12.9掲載】

葉羽葉羽 血筋だねぇ笑っちゃったよ。ま、飲み会あるあるか(笑)


終電を逃す!

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