本通信の「風に吹かれて:その259」に福島大学附属中の3年2組1クラスから東大に現役で5人合格したこと(昭和48(1973)年3月)が書いてあり、そう言えばと思い出しました。
今までも学生時代のことを何度か記しましたが(雑感 16、95、192、376等)、シリーズ化してもよいかと、今回はその1です。
東京の中高一貫の有名中学なら珍しくもないでしょうが、人口20万ちょっとの地方都市の中学の1クラスから5人、それも皆現役で合格というのは、確かに滅多にないことと思います。
で、地方紙福島民報にそのことが記事になったのです。
昭和48年4月12日の福島民報から(筆者提供)
合格発表が3月20日で記事掲載は4月12日ですので、今なら「何を今さら」でしょうが、のどかな時代だったのですね。
東大に5人現役合格したことより、それが新聞に載ったことの方が話題になったように記憶しています。
合格したことには安堵の気持ちを抱くのでしょうが、合格したことより1人だけ落ちなくて良かったとホッとしたことはよく覚えています。
重要文化財:東京大学赤門
クラス仲間が5人東大受験することは風の噂で知っていました。
樫村君(岸波通信読者名鑑に実名登録しているので彼は実名で)の文Ⅰ、高校は山形県の鶴岡南だったS君の文Ⅲは当確(S君の高校時代は知らないが中学の時の出来から)、A君とY君と私は当落線上と思っていました。
2、3人落ちれば「東大はやはり難しい」で済むでしょうが、1人だけ落ちたら結構落ち込んだと思います。そういう意味での「ホッ」です。
合格報告で恩師を訪問(左からA君、Y君、筆者、恩師の娘さん、
樫村君、恩師:筆者提供)
合格発表後に恩師を訪れた時の写真がありますが、私を主人公にした青春ドラマの宣伝パネルみたいですね。手前味噌ですが。
ツーさん【2024.12.16掲載】
葉羽 母校への合格報告か・・行ったっけ? あ、、事務室に行っただけで恩師のトコには行かなかったな。不義理な自分!(笑)