大リーグ（MLB）ドジャースの大谷翔平選手は今年も数々の記録を達成しましたが、40本塁打を達成した時に、40盗塁と併せて40-40はMLB史上6人目とのことで、そういう記録があることを初めて知りました。

　そして50-50も、驚異的なペースで数字を積み重ね、難なく達成してしまいました。

　さらには2年連続の本塁打王、日本人初の打点王、あわや三冠王と、異次元と言っても過言ではない活躍でした。

　 大谷翔平大活躍

　日本シリーズではセ・リーグ3位のDeNAが制覇し、3位からの日本シリーズ制覇、即ち下克上は2010年のロッテ以来でした。

　ロッテは首位と2.5ゲーム差（貯金8）の3位でしたが、今年のDeNAは首位と8.0ゲーム差（貯金2）で、数字的には「史上最大の下克上」はDeNAに取って代わられたと言えます。

　 DeNAの日本シリーズ制覇

　ただ、今年のDeNAは8月末時点の首位広島の大失速で棚ぼた式の3位でしたが、2010年のロッテは残り3試合全勝が条件で3連勝し3位に食い込みました。

　クライマックスシリーズのファーストステージでは2戦とも終盤の逆転で連勝し、ファイナルステージでは1勝3敗の崖っぷちから3連勝で日本シリーズに進出しました。

　ロッテ贔屓としては今後、2010年ロッテは『史上最大の「劇的な」下克上』と呼びたいと思います。

　 ロッテ／史上最大の下克上＠2010

　ところで今年のロッテは、本拠地が野外球場でありながら中止が1試合もありませんでした。ドーム球場でもお客さんの安全を考慮し台風で中止になることもありますし、実に希有なことです。

　何をしたというわけでもなく記録とは言い難い面がありますが、史上初めてのことではと思います。

　まあ、長生きすれば色々な記録に巡り合う、ということでしょうか。

　 ツーさん【2024.11.19掲載】

葉羽　今年の日米の野球は本当に楽しませてくれた。オリンピックの余韻を忘れるほどに。