今でこそ好んで本を読んでいますが、小学生の頃、漫画は結構読んだものの、いわゆる話の本はあまり読みませんでした。
また今でこそこの雑感を週1回書いて、日記も毎日記していますが、小学生の頃は作文がはっきり言って嫌いでした。
今でも書くことが特に好きというわけではありませんが、ボケ防止、備忘録といった意味合いです。
ボケ防止に欠かせない5つの習慣
先日読んだ「清水義範の作文教室」(ハヤカワ文庫)に「・・・小学生に読書感想文を書かせるな。・・・読書感想文というのは、要するに書評ですよ。・・・大人だって、ちゃんとした書評を書くことはとても大変である。・・・」とあり、目から鱗が落ちる思いでした。
読みたくもない感想文用の本を読まされ、その書評を書くわけですから、苦痛以外何ものでもなかったわけですね。
小学校の時は毎年文集が発行されていて、1学年140名のうち20名くらいの作品が載りますが、4年までは一度も載ったことがありませんでした。
小学校の文集
それが5年の時に私の読書感想文が掲載されました。
そのことも上述の本に「・・・読書感想文というのは・・・きれいごとを言わせる脅迫力がある。・・・苦しみながら本へのおもねりを書く。・・・」とあるのを読み、分かりました。
本を読んでの感受性が高まったということではなく、文書作成のテクニックが向上したのですね。
本当にそう思ったかはともかく、きれいごとやおもねりをうまく書けるようになったということ。
小学5年時に文集に載った読書感想文(筆者提供)
PDF化して保存してあるのを読むと「1ページ、1ページ楽しみにして読んでいきました」とか「農場が成功することをいのって、本を閉じました」とか、迎合するような表現満載でした。
ツーさん【2024.9.23掲載】
葉羽 文集か・・何を書いたか全く思い出せない。多分、自分の「黒歴史」なので記憶から抹消したんだろうな(笑)