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雑感366 目から鱗




by Tsuji
Reported by Tsuji
MP3"くつろぎ時間" by 音楽の卵
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 今でこそ好んで本を読んでいますが、小学生の頃、漫画は結構読んだものの、いわゆる話の本はあまり読みませんでした。

 また今でこそこの雑感を週1回書いて、日記も毎日記していますが、小学生の頃は作文がはっきり言って嫌いでした。

 今でも書くことが特に好きというわけではありませんが、ボケ防止、備忘録といった意味合いです。

  ボケ防止に欠かせない5つの習慣

 先日読んだ「清水義範の作文教室」(ハヤカワ文庫)に「・・・小学生に読書感想文を書かせるな。・・・読書感想文というのは、要するに書評ですよ。・・・大人だって、ちゃんとした書評を書くことはとても大変である。・・・」とあり、目から鱗が落ちる思いでした。

 読みたくもない感想文用の本を読まされ、その書評を書くわけですから、苦痛以外何ものでもなかったわけですね。

 小学校の時は毎年文集が発行されていて、1学年140名のうち20名くらいの作品が載りますが、4年までは一度も載ったことがありませんでした。

  小学校の文集

 それが5年の時に私の読書感想文が掲載されました。

 そのことも上述の本に「・・・読書感想文というのは・・・きれいごとを言わせる脅迫力がある。・・・苦しみながら本へのおもねりを書く。・・・」とあるのを読み、分かりました。

 本を読んでの感受性が高まったということではなく、文書作成のテクニックが向上したのですね。

 本当にそう思ったかはともかく、きれいごとやおもねりをうまく書けるようになったということ。

 
 小学5年時に文集に載った読書感想文(筆者提供)

 PDF化して保存してあるのを読むと「1ページ、1ページ楽しみにして読んでいきました」とか「農場が成功することをいのって、本を閉じました」とか、迎合するような表現満載でした。

  ツーさん【2024.9.23掲載】

葉羽葉羽 文集か・・何を書いたか全く思い出せない。多分、自分の「黒歴史」なので記憶から抹消したんだろうな(笑)


三軒茶屋の居酒屋「めから鱗」

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