大相撲初場所初日を翌日に控えた、先月13日土曜日の朝日新聞朝刊スポーツ欄には、番付表と共に「継ぐ 育てる しこ名の歴史」なる記事が載っていました。
記事には「「海」「山」「川」「錦」「花」は、しこ名に入る漢字の定番とされてきた5文字で、・・・伊勢ケ浜部屋勢に多い「富士」・・・「花」と「川」は、幕内に1人もいない」とありました。
朝日新聞の記事(筆者提供)
これを読んで、昨年12月に私が書いた「ボケ防止:ダイヤモンド富士を見て」と同じような内容ではないかと。
朝日新聞に先駆けて書いていたかと、妙に感心してしまいました。
さて、しこ名の記事を読んで疑問に思ったのが、しこ名の付け方に規則はあるかということです。例えば競走馬の名前の付け方は「2~9文字の片仮名」が基本です。
かつて何かで読んだ記憶がありますが、マルマンガスライタ(「ー」を付けると10文字なので付けず)という馬がいて、負けてばかりでマルマンのライターは着火不良のイメージがあったと。
カツラノハイセイコ
またハイセイコーの子でダービー馬であるカツラノハイセイコもカツラノハイセイコーとは付けられませんでした。
同様に、しこ名の付け方にも規則があるかと思いましたが、成文化されたものはないようです。
止め名といって野球の永久欠番のように双葉山や大鵬は付けられない、現役力士が名乗っているしこ名は付けられない、そのくらいのようです。
大鵬の孫「王鵬」
漢字が入ってることが必須と思いましたが、かつては平仮名の「い」(読みは「かながしら」)とか「おだやか」「いろは」とか、片仮名の「ヒーロー」「ステッセル」なんてしこ名もあったようです。
ちょっと笑ってしまうのは「宇瑠虎(うるとら)」「光源氏」「右肩上り」等々。調べると色々面白いことに出会えますね。
宇瑠虎太郎(右)
ツーさん【2024.2.5掲載】
葉羽 「珍名で有名になっても勝たないと意味がない」という親方の意見もあり、キラキラしこ名を改名してフツーの力士名に戻す人もいるようだね(右肩上がり→現:吉野)。確かに、目立つ名前で負け越すと恥かしいだろうなぁ(笑)