今年のプロ野球、セ・リーグは阪神が2位に11.5ゲーム差で、パ・リーグではオリックスが2位に15.5ゲーム差で、共にぶっちぎりでリーグ優勝を果たしました。
これだけ差が付けば、当然のようにCS(クライマックスシリーズ)不要論も聞こえてきました。私も、本当に必要なのかと疑問は抱いていました。
ちなみに、贔屓のロッテが2010年に3位からCSを勝ち抜いて、日本一まで駆け上がりましたが(雑感 271)、あの年のパ・リーグは混戦で、3位ながら首位とのゲーム差は2.5でした。
リーグ3位から日本一になったことに、「史上最大の下克上」との賛辞はあったものの、CS不要論は聞きませんでした(実際はあったのかもしれませんが)。
「史上最大の下克上」
ただCS進出を巡ってセ・パ共に緊迫した試合が繰り広げられ、即ち消化試合的様相を呈することなく、興行的にはCSがあってよかったという結果だと思います。
パ・リーグで言えば、CS最後の1枠は公式戦最終試合の結果に委ねられましたし。
ロッテはCSに駒を進め、CSファーストステージ第3戦では延長10回表に3点リードされるも、その裏にそれをひっくり返し、何か持っているかと期待させられました。
CSファイナルステージでは自力の差が出ましたが、もし勝ち進んだとしてもルールに則ったもので、後ろ指を差されることはないと思っていました。でも疑問は残ったでしょうね。
CSファイナルステージ(パ)
10ゲーム差でファイナルステージもう1勝のアドバンテージという声もありましたが、それよりもっと早く決められる、優勝決定時の残り試合数10以上(今年の場合では阪神15試合、オリックス13試合)で1勝のアドバンテージなんてのは如何でしょうか?
ツーさん【2023.11.13掲載】
葉羽 そうだね、公式戦の成績が軽すぎるよね。何らかの改善が必要な気がします。