碧野圭の短編小説集「1939年のアロハシャツ」(ハヤカワ文庫)の中の1編に次のようなくだりがありました。
「・・・頭上を星の帯が横切っている。いくつかの流れ星も見た。・・・流れ星が消える前に願いば言わしたら、それは叶うとよ・・・」。
「1939年のアロハシャツ」
「流れ星×願い」で検索しますと、願い事は3回言わなくてはならなく、流れ星はあっという間に消えてしまいますので、3回言うのが結構難しいようです。
それなりに長くなってきた我が人生ですが、流れ星を見たことは一度だけしか覚えていません。
記憶に残っている情景から大学1年か2年の時で、住んでいたアパートの最寄り駅近くのパチンコ屋へ向かう途中でした。
パチンコ屋
流れ星を見た時に願いを掛ければ叶うことは知っていたのでしょうね。
願い事を3回言うことは知りませんでしたが、パチンコ屋に向かう途中でしたので「出ろ!出ろ!出ろ!」とでも祈ったのでしょうか。
どのくらい出たかは覚えていませんが、流れ星に願いを掛け、確かによく出たことだけははっきりと覚えています。
普通に生きていて人生で何回くらい流れ星を見ることがあるのでしょうか。
満天の星空・・ん?
そもそも都区内では冬場の晴れた日でも、見える星はわずかです。満天の星空で思い浮かべるのは長野県の上田工場赴任時、勤務を終えて工場から最寄りの西上田駅に向かう途中の、晴れた日の空です。
満天の星空に恵まれた地方の人の方が、願いが叶うチャンスが多いのでしょうか。
それにしても願いが叶うのなら、もっと別のことを願えばよかったと、今にして思えば。例えば「カネカネカネ」とか。人生違っていたかもしれませんね。
ツーさん【2023.10.9掲載】
葉羽 えええ~ソコなのか? 結局ソコなのか!?(笑)