前回の雑感に、6年前の4月に東京ドームでのポール・マッカートニー公演に行ったことを書きましたが、その1年前の4月には渋谷オーチャードホールでのボブ・ディラン公演に行っていました。
私の中の二大ロックスターはボブ・ディランとビートルズ、ポールの公演に行けば両方を生で聴いたことになるかと東京ドームに足を運んだしだいです。
ボブ・ディラン公演
ボブ・ディランとポールは1歳違いで、私が公演を聴いた時点では二人とも74歳でした。
その時のボブ・ディランのツアー公演で、昔の曲は歌わないことは新聞の某コラムを読んで知っていましたが、まさにそうでした。
私が聴いていたのは学生の頃で、レコードは20枚くらい持っていましたが、公演中に知っている曲は一つもありませんでした。
ボブ・ディラン公演
新聞のコラムには「彼は常に新しいものを求める。昔の曲を歌うにしても、アレンジして新しい曲にしている」と。
トークは一切なく淡々と歌い、アンコールもありませんでした。観客は誰もが、それがボブ・ディランのスタイルと納得しているようでした。
かたやポールの公演では半分以上がビートルズの曲、即ち半分以上は知っている曲でした。
ポール・マッカートニー公演
アリーナ席の客さんは立ちっ放しで、アンコールも含めて30数曲を一気に歌い上げたポールとパワーを分け合っているようでした。そして曲の合間にはちょっとしたトークもありました。
コンサートの開演は予定時刻を少し過ぎるのが通例のようですが、後にノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランでさえ5分遅れくらいで始まりました。
ポールの時は30分以上開演が遅れ、その説明も全くなく、ちょっと閉口ものだった記憶があります。
ツーさん【2023.7.3掲載】
葉羽 ボブ・ディランの公演はトークが無いんだね。それは意外だった。さだまさし公演は7割がトークのような気がする(笑)