前回の続きから・・。
そんな学生さんの中に、岡三証券の子会社の岡藤商事の電算室長だと言う人物、N田がいた。
「うちの会社で、働かないか?」
岡三証券ってば、めちゃ一流じゃん!!!
諦めていた一流会社ってヤツゥ??????
その子会社なら充分じゃないかぁ~
「はい、よろしくお願いします。」
即答だ!
それから、N田とは急速に接近して、
代わりに課題はやってやるは、
調べ物をして教えてやるは、
一緒に旅行するは、
SKIに行くは・・・と、行動を共にする事が多くなった。
僕は、N田が修了を迎え、帰社する時に
同時に就職できるものと思い込んでいた。
ある日、岡藤商事の電算室を見学する機会があったのだが・・・
驚愕!!!!!!!
そこには、早川電気(現在のシャープ)の“HAYAC”が
チョコンと存在しているだけであった。
こんな、家電に毛の生えたみたいな計算機じゃぁ
プリントアウトもままならない・・・
だいたい、なんで入力機が紙テープなんだよぉ~
磁気テープだって、一台しかないしぃ~
ろくなもんじゃねぇ! だめだ、こりゃぁ!?!?
N田いわく、
「大丈夫、機械を買って、総合証券システムを構築するのだから!」
実務経験のない僕は納得してしまった。
そう、僕は気付かずにいた。
企画書、機器購入の稟議、システム導入の要件定義、ETC・・・
には、長い期間を必要とすることを・・・
更に、悪いことに、N田は
人事権を持たない只の課長代理職であった。
企画を通し、要員計画を計り、予算を取り、ETC・・・
それからじゃぁないかぁ!?!? 人を雇うなんて・・・!?!?
やがて、N田は修了を迎え帰社した。
「ちょっとの間、待ってくれ、必ず迎え入れるから!」
僕は就職浪人となってしまっていた。
“ちょっとの間”は、実は“うんと長い間”だったのだ!
オフクロが言う・・・「本当に、大丈夫なの・・・?」
アニキが言う・・・「人なんか、あてにしないで、早く自分で探せ!」
僕はフリーランスのプログラマーとして食い繋いでいたが・・・
とうとう、待ち切れずにNECの子会社に就職してしまった。
実に1年も経過してしまった後の事だった。
「バカヤロォ~ この勘違い野郎!俺の一年間を返せぇ~」
岡藤商事のシステム構築が始まったのは、5年後の事だった!
しかも導入機種はバロースのB3000という機械で、
兄の会社のものであった。
このやろぉ~ くそアニキィ!
弟を商売のダシにつかうなぁ!
いやぁ、いくら人生なんでも有りったってさぁ・・・
そりゃぁ無いだろう!!!!
結局、ベンダーであるNECの関連会社に就職出来て、
良かったのかも知れない・・・
僕は思う!
「甘言雑言」などに乗ってはいけないのだと・・・
N田を仲間と認識し、夢見がちに過ごしたあの日々は
いったい、何だったのだろう!
(悪魔の声) 返せェ~~~~!!!!!
上を向いたらキリがない 下を向いたらアトがない
泣いてたまるかっ! 夢がある
(by 朱雀RS 2012.6.26 リニューアル・アップ)
葉羽さま
葉羽氏の敏腕により、
P.P.MやBOROのジャケットも懐かしく拝見出来ましたので、
’アイヤァ~、コッパズカシィ! ナジョスッペカナイ?’
(バルカン星:コミュニティー フクスマの言葉で
’あれぇ、恥ずかしい、どう致しましょう?’の意)
~といったところ以外は大満足でした!
応援してくださる皆様、本当に有難う御座います。
’恥ずかしさ・照れ臭さ’などを乗り越えて、
もう少々続けさせて頂きます。
前回(その9)なんか、自分の写真迄、載せちまいました。
オヤジが何をするかぁ~!!!!
(あれっ、僕ってば’ナルシスト’????)
大物ネタはもう、無いのですが、それなりに
書き続けさせて頂きたいと思っております。
朱雀RS でした。 |