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#028 ドイツで生け花-6(完)

by Rei
Reported by Rei
BGM "明るく楽しく上品に"
by
TAM Music Factory
Site arranged by 葉羽

Rei ハンスさんと「生け花」の話の最終回です。病気で帰国した10年後、夫は再びドイツに勤務することになり、ハンスさんの家を訪れました。

◆ハンスさんと生け花(その4)

 リハビリのため、ドイツで特別休暇を過ごした2年後、病気のため帰国してちょうど10年後、わたしたちは再びドイツ転勤となった。

 会社は、社屋を新築し、フィリンゲンVillingen(インさんの住む町)郊外にある工業団地に移転していた。

Villingen

 そのため、住まいもトロシンゲンTrossingen ではなく、会社に近い場所に見つけてもらった。

 ドイツに赴任したのは7月、サッカーワールドカップ、ドイツ大会の最中だった。

  サッカーW杯ドイツ大会

 サッカーの熱気とともに暑い夏も終わり、秋が深まった頃、ハンスさんから生け花のグループレッスンに誘われた。

 会場はフィリンゲンの工業団地に近い、園芸関係に特化したホームセンターのような大きな店だった。

 ここはインドネシア人同僚ディアさん(思い出に出会う旅 第1集)の義理の両親が経営していたところだ。

  ドイツのホームセンター

 受講者は5名、そしてハンスさんが先生。

 こじんまりした部屋に大きな作業台が一つと、壁ぎわには作品を飾る細長いテーブルがあった。

 すでにハンス先生の模範/デモンストレーションをかねた作品が飾ってあった。

 この日のテーマは、Advent 待降節(4回の日曜日を含むクリスマス前の4週間)を前にして「クリスマス」だった。

 花材は、先生が準備してくれた物もあったが、店の花を扱うコーナーから自由に選んできてもよかった。

  ハンス先生の見本(二枚目)

 クリスマスといえば、花材は違っても色合いは自然に緑と赤になった。

 みなさん、初めての生け花ではないらしく、慣れた手つきで、取り組んでいた。先生は受講者の間を回りながら、アドバイスをしてゆく。

 わたしたちは仕上がった作品を壁わきのテーブルに並べた。

  生徒さんの作品1

  生徒さんの作品2

  生徒さんの作品3

  生徒さんの作品4

 それぞれの作品を前に、ハンス先生は講評を加える。

 ハンスさんに生け花を紹介したわたし。十数年の年月を経て、今度は教えてもらう立場となったことが、とてもうれしく感慨深かった。

 最後に記念写真をパチリ。

 右から2番目がハンスさんである。

【2025.4.13掲載】

Rei 「ドイツで生け花編」の最終回でした。また、別の話題でお会いしましょう♪

(※背景画像:Villingenの街)

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