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#015 ドイツのケーキ-2【思い出のケーキ】

by Rei
Reported by Rei
BGM "明るく楽しく上品に"
by
TAM Music Factory
Site arranged by 葉羽

Rei ドイツのケーキに纏わるエピソードの後編です。

◆ドイツのケーキ(後編)【思い出のケーキ】

 一つ目は、ドイツ人の友人のお宅で、2人の娘さんと作った Obstkuchen (オプストクーヘン、 果物のケーキ)。

 自宅でケーキを焼く習慣があるとはいえ、得意な人ばかりではないだろう。

 よくしたもので、スーパーには、既製品の丸いスポンジケーキが売っている。
お湯で溶けばできる、カスタードクリームの素もある。果物の缶詰もいろいろ売っている。

 このケーキは、既成のスポンジに湯溶きしたカスタードをぬり、果物の缶詰をポンポンとのせ、最後に、これまたインスタントのゼラチンをのせて出来上がり。

 簡単で見映えもよく、子供たちといっしょに作れる優れものだ。

 

 二つ目はこちら。北ドイツでは「このケーキなしでは何事も始まらない?」と 有名なもの。

 名前は「 Butterkuchen バターケーキ」もしくは 「Zuckerkuchen シュガーケーキ」という。

 その名の通り、たっぷりのバターと砂糖を使う。北ドイツ出身のハイデさんと焼いてみた。

 信じられないような大量のバターと砂糖を使った。

 そのせいか、別名 Kalorienbombe (カロリー爆弾) というらしい。 試作品にもかかわらず大成功、美味しかった!!

 このレシピも載っている「お菓子の本」が欲しかったが、すでに絶版。

 がっかりするわたしに、ハイデさんの娘さんグドゥルンが、ネットで見つけ、福島に送ってくれたのがこの本である。

 

 

 最後に「Kaffeeklatsch カフェクラッチ、コーヒー飲みながらおしゃべり」。

 お茶を飲みながらのおしゃべりが好きなのは、ドイツ人も同じである。

「庭の花が咲いたから」とか、「新しいレシピでケーキを焼いたから」とか、事あるごとに、気のおけない仲間たちが集い、そんなときは決まって、テーブルにお手製のケーキが並ぶ。

 上は、女声コーラスのリーダー、リンクスさんのお宅で。

 ケーキには、ホイップクリーム(写真中央) をたっぷり添えて食べる。飲み物は普通コーヒーだが、希望すれば紅茶もいれてくれる。

 下のケーキも、コーラス仲間の集いだった。


 

 おまけ「Schwarzwälder Kirschtorte 黒い森のさくらんぼケーキ」。

 

 住んでいた地域、黒い森を代表するケーキだが、これはケーキ作り上級編。工程も複雑なので、自宅で作るひとはめったにいない。

 もう一つは、シュランベルクのパン屋さんカフェで。

 

 ドイツではケーキはパン屋さんで売っているのが普通。

 ということで、パン屋のケーキコーナー。

 注文すると切り分けてくれる。日本のように箱に入れてくれることはない。

 四角いボール紙の皿にのせて、薄い包装紙でふんわり包んで渡される。

 今回は、以上です。

【2024.8.11掲載】

Rei ドイツでの思い出のケーキについてご紹介しました。

(※背景画像:パン屋のケーキコーナー)

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