消防庁から英国における災害救助犬についての調査依頼がありました。
そこで、当事務所の英国人のスタッフを通じて英国副首相府に照会をかけてもらいました。
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東日本大震災で活躍する災害救助犬
(イギリス隊) |
英国副首相府からの回答によると、災害時に救急救助犬を活用することはまだ歴史が浅いということです。
救急救助犬を養成・保有している機関は、消防救急サービスのほか7つのNGOがあって、救急救助犬の養成に関して、特に国が定めたマニュアルはありませんが、養成された救急救助犬は国の能力判定試験を受けなければなりません。
国、地方団体からNGOに対しての救急救助犬の養成に係る助成制度も現在のところないようです。
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英国の代表的な災害救助犬
(ラブラドール・レトリバー) |
今月11日に、グラスゴー(スコットランド)のプラスチック工場で爆発が起こり、救急救助犬が出動したということをニュースで放送していたので、救急救助犬の分野は、なんとなく英国は先進的な国なのかなと思っていたので、英国副首相府からの回答は意外でした。
←(もともとは、警察犬として活用されていたようだね。)葉羽
(2004.6)
《リニューアル配信:2019.9.29》 nemoto |