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元ヒヨコのニワトリは、アパートの回りで悠々自適に生活しています。 ヒヨコのころは、お腹の上で寝てしまったり、部屋で仕事をしている時は、２時間でも３時間でも私の足の上でじっとしていたのに、しばらく会わない間に飼い主を忘れるとは、さすがに忘れっぽいことで有名なニワトリだけあるなあと思ってあきらめていました。 ところがところが、いつものように仕事から帰ってジョギングに出かけたら、ニワトリがとことこ道を歩いていたので、見えないところから、ヒヨコのころいつもやっていたようにコッココッココケコッコと少々お恥ずかしい声で呼びかけてみたところ、一瞬硬直して、身体をぶるぶるっと震わせたと思ったら、猛然とした勢いで私のところへかけてきました。 これには思わずびっくり、やっぱりどこかに刷り込まれていたのですねえ。
その後はジョギングしていると、後を必死で追いかけてくるので、しばらく一緒に遊んでから走りだすようにしてます。 ということでちょっと感動したお話でした。
帰国日もどんどん近付いてまいりまして、帰国直前の様々なトラブルを回避するため、アパートからもっと安全な某所へ引っ越しました。
こちらへは、スーツケース３個とギター１本だけの荷物で来たのですが、わずか２年の滞在で身の回り品がものすごく増えていたのでびっくりしてしまいました。
残り日数も少ないので、狭い部屋が一つあればいいと思ったのですが、滞在場所のスタッフはみんなお友達なので、やたら広い部屋を用意してくれました。
キッチンやリビングもあって、ベッドルームを２つあり、前のアパートより若干狭いものの、水や電気の心配もないのでもう快適です。
ラゴスへ来てから、最後に一番暮らしやすい生活になったような気がしますので、残り日数楽しみたいと思います。
ある日突然、見知らぬナイジェリア人から電話があり、何なのかと思ったら、私の友人（以前、日本で一緒に仕事をしていました）の名前がいきなりでてきたからビックリ。 よくよく聞いてみますと、リベリアで数年前に選挙関係のお仕事をされていた私のお友達（現在は日本在住）の元ボスだった方で、私の友人から連絡先を聞いて電話をくれたようなのです。 これはすごい偶然だなあと思い、早速会いましょうということになり、彼が私の部屋を訪ねて来ました。
初対面にもかかわらず、とても話しやすい方で、どうやらこの方は本業が私と同じで、さらにその本業の方は休暇を取って、単身で国外へ出向き国際協力活動をされているということで、お互いに共通点が非常に多いことがわかりました。 さらに話は盛り上がり、帰国直前にはなりますが、彼の親族の結婚式に呼ばれることとなり、さらには、ナイジェリア人の一般家庭の様子を見せてくれると言うことで、彼の家にも遊びにいくことになりました。 こんな偶然の出会いも本当に面白いなあと思っています。
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