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次に訪れたのは、ラゴス・アイランドにある教会と、昨年も何回か訪れた自然保護区です。 ラゴス・アイランドでは、さまざまな教会やモスクを見ることができますが、この日は観光ガイドなどでもおなじみの教会を訪れてみましたところ、教会の中まで入ることができましたので、美しいステンドグラスも直に見ることができました。
午後には、レッキー方面にある自然保護区へ行ってみました。 ここには過去何回か訪れていますが、日によって動物に遭遇できるかどうかわかりませんので、ガイドするほうは冷や冷やなのですが、この日は幸運にも歩き始めてすぐに、猿の群れに遭遇することができました。
ここの猿は、人間を無視してくれるので、ほどよい距離感で観察することができます。子猿の遊ぶ様子などは、本当に間近で見られて感激でした。
この自然保護区には、猿の目線で森を見れるように、樹上に小屋が作ってあるのですが、これまでは工事中だったり、ただ梯子が木にしばりつけてあるだけだったりして、高所恐怖症の私としては絶対に登れないような状況だったのですが、この日は、梯子の回りにも囲いが設けてありましたので、万が一落っこちても、地面に直撃はないだろうということで、思い切って登ってみました。
とても景色を楽しむ余裕などはありませんでしたが、確かに樹上の猿の目線ではこんな風に見えているのかと、これもなかなか貴重な体験でした。
オマケにもう一枚。
ラゴスで日本の大震災に対するチャリティーコンサートが開催されました。
開催趣旨もさることながら、いったいどんな演奏が行われるのか興味津々で行って見たところ、この地の行事としては極めて珍しく、ほぼ定刻通りに始まったようです。 私はプログラムの2番目から聴くことができたのですが、何と冒頭には、ナイジェリア人による君が代斉唱があったそうです。
驚いたのが、クラシックのピアノ、歌の演奏に続いて、クラシック・ギターのソロ演奏があったこと。 曲は、「G線上のアリア」でしたが、足台も使ってきちんと演奏されていて、とても好感が持てました。 (テクニック的な話をすると長くなるのでやめておきます。)
さて、ここでしばらくサボっていたギター弾きのハ―トに火が付いてしまいました。 その後のバンド演奏もなかなか楽しめたのですが、無性にバッハを弾きたくなってしまい、1部が終わったら家へ帰ってしまいました。 かわいそうなのは私の運転手、彼は音楽大好きで、この日は入場料は無料(受付に募金箱が置いてあります)なので、会場内に入り込んで大喜びで聴いていたようなのですが、いきなり帰ると雇い主(つまり私)から電話が入り、渋々会場から出て来ました。
ラゴスの地でクラシック演奏を聞くのも、それもクラシックギターのソロ演奏を聞くのはとても不思議な感じでしたが、やっぱりギターの音色はいいですねえ。 久々に弾いたら、弦は錆びているし、ギター自体の鳴りも悪くなっていたようですが、毎日少しでもいいから、指慣らしをしていこうと思っています。 ラゴスの人たちのやさしさを感じながら、久々にクラシック音楽も聞けたとても貴重な体験でした。
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