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アパート修繕の続きを書こうと思いましたが、月曜日の朝7時ということで不動産屋と配管工の2人と約束したのに、見事にすっぽかされました。 だいたい、土曜日の朝に5人が現れたこと自体が奇跡に近いと現地経験の長い方には言われましたが、現状としては、キッチンの湯沸かしから水が漏れ出していて、小川のようにシンクに流れ込んでいます。 まあ、シンクだからいいやと思っていたら、壁にもしみこんだらしく、床の上にも浸み出してきました。 これはもう我慢の限界なので、すぐにでも来い!と怒って電話したものの、配管工は遠くで作業中、午後5時になるとの回答。 仕方なく、仕事を1時間早退して5時にアパートに帰ってきたものの、配管工はいくら待てども現れません。
キッチンの川の流れはさらに激しくなって、せせらぎの音がリビングまで響くようになりました。 もう我慢も限界、「キッチンは洪水だ。すぐに助けにこい!!」と不動産屋に電話したものの、「わかった、明日の朝7時に行く」との回答。 これでこちらもギブアップ。 さて、明日は現れるか、あまり期待はできませんが、このままだと階下の住居にも被害が出るので不安は増すばかり。 ということで、明るい話題を一つ。 日本企業の方から食料援助を受けたのはお話したとおりですが、キッチンにビニール袋が一つ放置されたままに。 何かと思ったら、まだ食料があったのですよ!
中身をチェックすると、味噌や缶詰、極めつけは、ごはんですよ!まであるじゃありませんか。 こんなことに涙が出るほどうれしく思えるのは、こちらに来たからこそです。 日本での、コンビニに行けば食べ物にも困らない便利な生活からいったん抜け出すと、食べるということがいかに大切か痛感してます。貴重な経験ですよね。 それでも青年海外協力隊の皆様から比べると、お叱りを受けそうなほど贅沢な暮らしですが。
もうアパートの修繕ネタは飽きたという方もいらっしゃるでしょうが、こちらは深刻な問題なのでレポートを続けさせていただきます。 さて、昨日の朝見事に約束をすっぽかされた不動産屋&修理工は、朝7時半にひょっこり現れました。
さっそく、キッチンの水漏れの修理を頼むとともに、今日は電気工も来たので、洗濯機の配電をお願いしました。 さすがに配管工も、前回の修繕で直したはずのところが、もっと状況が悪くなったのでバツが悪いようで、一生懸命作業をしています。 とりあえずキッチンの壁タイルをぶち壊して、水道管をひっぱりだしました。 私を呼ぶから何だと思ったら、こいつが犯人だと、クラックの入った水道管を見せてにこにこしてます。 お前が割ったんだろう!と日本語で言った後、ひきつった笑顔でサンキューと言いました。
今度は電気工が気になります。 どうやって電気を引くのかと思ったら、天井の電灯からバイパスを作ってコードを引いて、あっという間にコンセントを作ってしまいました。 あまりの作業の早さに少々驚きましたが、とりあえず洗濯機に電気はつながりました。
さて、今日の作業も終わり、皆さん、次の作業現場に向かいました。 キッチンの水漏れも止まったので、ホッとしつつ、皿洗いでもするかと蛇口をひねったところ水が出ない。 それどころか、家全体の水が出ない。 あわてて電話して、配管工を呼び戻したところ、どうやらアパート屋上にある元栓を閉めたままにした模様。 どうにか水が出るようになったのを確認して、例によってにこにこしながら帰って行きました。 しかしまだまだトラブルは終わりません。 結局、他の部屋の水は出るようになったものの、肝心の修繕したキッチンの水はまったく出ません。
配管工に確かめたところ、今ポンプで汲み上げてるから10分後には出ると言っていたのに、まったく出る気配はなし。試練は続きます。
さて少々真面目な話題を。 こちらにきて、不動産屋や修理工にはいいようにやられてますが、ドライバーともトラブルが続いています。 当方としても簡単にボラれるのは面白くないので、いろいろ作戦を立てて、かなりきつい言い方もしながら、必死で頑張っているのですが、どうもかえってよくない方向へすべてが進んでいるようです。 そこで、こちらで暮らす先輩日本人の方からアドバイスをいただいたのですが、どうも私の場合、最初からすべて相手方を疑ってかかって、怪しい部分をすべて潰しにかかるので、よくない結果につながっているようです。 気を付けてはいたのですが、日本の物差しですべて考えて、相手方を全部疑ってかかると、確かにすぐに口論となりまして、まったく先へ進まなくなります。
日本の常識で考えると、またどうせ嘘だろうと思うことが、意外にこちらでは真実であることもあるようです。 どうやら多少ボラれたり、だまされたりするくらいが丁度いいようで、相手方の言うことにも理解を示しつつ、主張するところは主張して、一つずつ問題解決に当たることが肝要なようです。 知らず知らずのうちに気負い過ぎていたようで、ハッと目が覚めました。 それにしても不合理な事は、毎日山ほどあるので、その対応だけでもかなり体力を消耗します。 まあ焦らずに、ぼちぼち慣らしていきたいと思います。
キッチンの水は相変わらず出ないものの、水漏れよりはマシかなどど無理やりよい方向に考えて、炊事は、寝室の洗面所を使ってしのいでいましたが、せっかく洗濯機が動くようになったので、試運転をしようと思いました。 さてバルコニーに設置した洗濯機の電源をON、とたんに警告ランプが点灯。 どうやら水が来ていないようなので、バルコニーにあるゲスト用トイレの配管をチェックしようとしたところ、床が水浸しではありませんか。 またか・・・と思いましたが、もう多少のことでは驚きません。 一歩トイレに踏み出すと、シャワーのように水道管から水が噴き出していて、あっという間にびしょぬれになってしまいました。
写真ではあまりよくわかりませんが、結構勢いよく水が噴き出しているのです。 さっそく不動産屋に配管工の手配をお願いしましたが、明日の朝になるとのこと。 水が漏れているのに、放置する不動産屋も大した度胸ですが、こちらも知ったことかと、バルコニーのドアを閉めて忘れることにしました。 かなりアフリカ的思考回路が形成されつつあるようです。
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