「初対面で好かれる60の話し方」(編著:中谷彰宏)という本を読みました。
■ タイトルと違いすぎる内容
本当は別の本を探しに言ったのですが、タイトルがあまりに面白かったので、つい手に取ってしまいました。
この本は、はっきり言ってタイトルと内容がかなりずれています。
大阪人の著者が関東人との間に感じている、コミュニケーション上の違和感を、少し初対面の人との接し方に絡めて書いているといったところです。
これで本当に人から好かれるかどうかは甚だ疑問です。
お得意のスタイルで60の教訓めいたコラムが書かれています。
関東より北(というか大阪以外?)では通用しないことが多いかも知れませんが、いくつか参考になることがありました。
ちなみに、関西人の名誉のために言っておきますが、こんなことをしている人ばかりではありません。
(個人的には大阪と奈良は当てはまるような気もしますが・・・。大阪と奈良の方ごめんなさい。)
■ 相手が反応するまで話し続ける。
[大阪人の特徴1]
「少し話して相手の反応を見るのではなく、相手が反応するまで話し続ける。」
関東人は前置きが多く、そこで興味を持ってくれたことがわかるような何らかの反応がないと不安になるとのことです。
すべての人がそうかどうかわかりませんが、少なくとも私はそうです。
妻が興味を持つだろうと思うことをインターネットで調べて、プリントアウトして話しかけたとき、気のない返事をされると腹が立ってもう話す気もなくなってしまうぐらいです。
これではコミュニケーションは成り立ちません。
興味がないことが明らかになった後も話し続けるのはいい迷惑ですが、つかみに失敗したぐらいであきらめては確かにいけません。
この教訓は就職面接にも役立つかもしれません。
■ 変わった人には率先して話しかける。
[大阪人の特徴2]
「つい避けてしまいそうな変わった人には率先して話しかける。」
関東人は変わった人を避ける傾向があるとのことです。
私は完全にこれに当てはまります。
もはや関東人というより「大阪人以外」の傾向と書いたほうがいいのではないかとすら思います。
変わった人が身近にいると、「この人と友達だと思われたらやだな。」と思ってしまいます。
絶対に自分からは話かけないですし、話しかけられても基本的に無視です。
確かにこのせいで友人の幅を自分で狭めているなと反省しました。
実家から遠く離れたところで暮らしている身なので、近くに友達はほとんどいません。
今後友人を増やしていく上で参考にしようと考えています。