今回のお題は豪華絢爛で「イタイ」に「クサイ」です。
(食事は済ませてね。)
こちらは、40年以上前の古い話ですが、ピチピチの18歳で京都に遊学していたころです。
早速、話がずれますが京都に行ったのは、学年に1,2人はいるお調子者で田舎者が修学旅行の際に京都の雰囲気にぞっこんまいってしまい後先考えずにただそこに行ってしまう輩からでした。
下宿は新選組の壬生屯所に近く毎日、寺社仏閣を巡り市電で大学に行き王将でご飯を食べ御所の周りを走る毎日でした。
さて、夏に入った頃ですが頭が痛い重いと感じ、風邪でもひいたのかなと思いその日は横になっていようとしたのですが、妙に顔もボーとしてお腹もさっぱりしないのです。
暑さのせいかなと思いアイスを食べましたが全然気持ちよくなりません。
なんだろう、これはといろいろ考えているうちにあることに気がついたのです。そうだ、最近しゃがんだ記憶がないと。今と違い記憶力バッチリの時ですから、どれぐらい前に行ったのか思い出せないのです。
とりあえず出すものを出せば仕事は終わると思いトイレにこもりましたが、当然に出口はセメント状態になっており、普通の体制では出るわけはないのです。
東の国の美少年にはたいへんつらい決断でしたが、とりあえず近くの内科に行きましたが、それでも便秘といえいえず看護師さんとの問診で相手に便秘かなと思わせることに成功したのです。
医師がお腹に触ったことでそれに間違いないということになりました。
「浣腸」ということになり、ビニールを下にしかれ打ち込まれてもしばらく我慢するのよといわれましたが、根がヘタレで正直な私はものの10秒もしないうちにAVさながらに噴水してしまったのです。
看護婦さんや診察を受けていた患者も大笑いで医者もぶ然としており、私も人格大崩壊です。
通常の浣腸ではだめなので外科で「高圧浣腸」を受けたほうがいいということになりましたが、もう恥ずかしさで一歩もあるけず遠い地方から都にて勉学の志を立てた身ですと頼み込んだところ、医者に便所に連れていかれました。
その当時はもちろんぽっちゃん便所(和式)で、窓枠を手でつかみ立ったままお尻を突き出せと命令されました。
そして、「俺はこんな事やりたくないから肛門科から内科になったんだ!」と叫びながら、その指を荒々しく私の裏秘所をかき回したのです。
手ごたえがあったようで出せ!と再び怒鳴り、私もそれに応え地鳴りのような声をあげ、家ごと持ち上げるような感覚で放出しました。真っ黒で丸い大きな玉が幾度となく私の唸りとともに日の目をみたのでございます。
その後、病院でどのように会計し薬をもらったのか全く記憶にありません。ただ、昼下がり町裏の路地をふらつく自分がいたように思います。
医者が施術したのは「摘便」というもので一番簡単、確実な方法です。ただ、素人がやり過ぎるとバイ菌が入ったり痔になったりしますので気を付けてください。
痔といえば、私が膝の手術で入院していたとき整形外科の患者が少なかったので、他の病気の人も同室になりました。
ある時、唸りながらストレッチャーで運ばれた患者がいて、何事ならんとおもいましたが、痔の痛みのせいだといわれました。
その人は排便するのが怖くて2週間極力食事をとらないようにしていて倒れ、担ぎこまれたとのことでした。
うーむ「痔」恐るべし。
《配信:2016.8.12》by GOTO
葉羽 うーむ「GOTO」恐るべしっ!! |