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 NO-226 鉄道員
毒舌亭Presents
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【常緑名画座便り】#047 & 【常緑音楽館便り】#1330~鉄道員

 コロナ渦で多くの人が困難に直面しているさなか、国鉄民営化が最大のレガシーとなった中曽根康弘元首相の内閣・自民党合同葬儀費用に9600万円もの国費を充てることが世上、物議を醸しているようだ。

 そのことの是非、当否はともかく、旧国鉄と言えば運転士や車掌、路線工事者など多くの鉄道員の姿を思い出す。

 …諸般の事情でこのところチョンガー生活の身となり、コロナ渦もあってすることがなく巣ごもり状態。

 そんなわけで、昨夜はデジタル修正を施した40年前の山口百恵ラストコンサート復刻放送(NHK-BSP)を満喫し、今日は1956年のモノクロ・イタリア映画「Il Ferroviere(邦題:鉄道員)」(*高倉健さんの「鉄道員(ぽっぽや)1999」にあらず)を観ている。

 第二次世界大戦後のイタリアに生きる庶民の喜怒哀楽を、ある初老の鉄道機関士の姿とその幼い息子の目を通して描いた映画史に残る傑作だ。

 監督・主演はPietro Germi(ピエトロ・ジェルミ, 1914-1974)。
幼い息子役のEdoardo Nevola(エドアルド・ネヴォラ, 1948-)と娘役のSylva Koscina(シルヴァ・コシナ, 1933-1994)が印象的だ。

 Carlo Rustichelli(カルロ・ルスティケッリ, 1916-2004)作曲のテーマ曲が、これまた素晴らしい。数ある映画音楽の中でも抜きん出た名曲だ。
カルロはこのほか、1959年の伊映画「Un maledetto imbroglio(邦題:刑事)」の主題歌「Sinnò me moro(邦題:死ぬほど愛して)」(娘のAlide Chelli(アリダ・ケッリ, 1943-2012)が唄っている)や、1963年の「La ragazza di Bube(邦題:ブーベの恋人)」 のテーマ曲もヒットさせた。 

 🎬 Il Ferroviere(鉄道員)/フル・ムービー(日本語字幕なし)
  https://www.youtube.com/watch?v=E8t_sMJALJM

 ♬ Il Ferroviere(鉄道員)/Original Soundtrack
  https://www.youtube.com/watch?v=q54ShfVXcYY

毒舌亭(2020.10.7up)

【画像クリックでYoutubeへジャンプ】↓

♬ Il Ferroviere(鉄道員)/Original Soundtrack

 

 

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