【常緑名画座だより】#1371〜オペラ座の怪人
あの「9.11の悲劇」の直前にNYに行ったとき、ブロードウェイのミュージカル・シアターで「CATS(キャッツ)」の看板を見つけ、是非見たいと思いつつ叶わなかったことを思い出した。
この「キャッツ」。日本では後に、劇団四季(浅利慶太代表の秘書だった女性と職場でデスクを並べたことが懐かしい)が7000回を超えるロングラン公演したことはつとに有名。
ミュージカルといえば、ほかに有名なところでは、『The Sound of Music(サウンド・オブ・ミュージック)』『A Chorus Line(コーラスライン)』『The Phantom of the Opera(オペラ座の怪人)』『Jesus Christ Superstar(ジーザス・クライスト・スーパースター)』『Evita(エビータ)』などが挙げられるが、そのうち『オペラ座・・』『ジーザス・・』『エビータ』『キャッツ』で作曲を務めたのが、 Andrew Lloyd Webber(アンドルー・ロイド・ウェバー, 1948-)。
先日亡くなられたイギリスのエリザベス女王の在位70年を祝福する6月の Platinum Jubilee(プラチナ・ジュビリー)のコンサートでウェバーの『オペラ座の怪人』のテーマ曲が披露されたので、今宵はEvergreen Music通算1371曲目としてご紹介。
なお、ウェバーも冒頭このステージに登場してウィリアム王子(今回皇太子になった)、キャサリン妃をはじめ多くの市民の喝采を浴びた。
それはそうと、女王の国葬は来週19日に行われる。
岸田さんが安倍さんを国葬にする理由の一つとして「弔問外交」を挙げていたが、天皇陛下を始め各国元首級が多数出席する「本物の国葬」のほうにお株を完全に奪われたね。
それに、今日発表されたNHKの世論調査でさえ、「国葬」について「評価する」が32%、「評価しない」が57%だったというから、論理が破綻したことは明らかだ。
27日に挙行されるこちら側の「根拠レス国葬」は、もう断念されるがよろしいかと。。。
写真はバッキンガム宮殿正門前に立つ若き日の不肖・毒舌亭(1993年)。
次の日『The Times』を読んだら、当日ちょうど女王(当時67歳)が宮殿で執務に臨んでいたらしい。中に入って表敬訪問すれば良かった(笑)
♬ Phantom of the Opera(Live)/Killian Donnelly & Lucy St. Louis
https://www.youtube.com/watch?v=R171dvjtjsA
毒舌亭(2022.9.14up) |