【James Bond Will Return?】
昔、実家のある市内には映画館が3館ありました(今はもちろんゼロ)。
そのうちの1館で高校生の時に観たのが第1作『007は殺しの番号』(原題: Dr. No、1962)でした(後に『007/ドクター・ノオ』に改題)。
以来、ジャスト半世紀、ずっと映画館に足を運び、今日観た『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(原題: No Time To Die)』を含めて、英イーオン・プロダクションズ(Eon Productions Ltd.)が制作した全25作品+イーオン以外制作の作品(いわゆる「番外編」)2作品(『カジノ・ロワイヤル(原題: Casino Royale)』、『ネバーセイ・ネバーアゲイン(原題: Never Say Never Again)』)のすべてを観てきたことになります。
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、6代目ボンド役のダニエル・クレイグ(Daniel Craig)の最後のボンド作品。
ストーリーの詳細は、これからご覧になる人のために割愛します。
ただ、最後に、細菌兵器製造工場のある島への英国国防軍によるミサイル爆撃に飲み込まれ、ここに侵入したボンドが死亡した(?)と想定される衝撃的なシーンや、その後、MI6(秘密情報部)で,元上司のM部長、研究開発担当のQ課長、ボンド引退後の新007で黒人女性のノーミ、Mの秘書ミス・マネーペニー、Mの補佐・幕僚主任のタナーが集い、ボンドに「献杯」を行うシーンが流れたことに触れないわけにはいきません。
既に初代ボンド役のショーン・コネリー(Sean Connery)が昨年、3代目ボンド役のロジャー・ムーア(Roger Moore)が2017年に他界し、その上、肝心のボンドも死亡したとあっては,このシリーズも「ジ・エンド」かと愕然とさせられました。
もっとも、エンドロールに「James Bond Will Return」と表示されたことは、実に意味深。
現に、あのフーテンの寅こと、「男はつらいよ」のテレビ版で、寅さんが死亡した後視聴者の批判・哀願が殺到し、山田洋次監督が生き返らせて映画バージョンで不動の長寿記録を樹立させたことを考えると、「ボンド・リボーン」も考えられないことではないと期待したいところです。
それから、
① ボンドガールのマドレーヌ・スワン役を演じたレア・セドゥ(Léa Seydoux)の表情が日本の女優本田翼(CMで活躍)によく似ていること
② テーマ曲として、ビリ−・アイリッシュ(Billie Eilish)の『No Time To Die』(このタイムラインで既に2回紹介済み)のほか、1969年の『女王陛下の007(原題: On Her Majesty's Secret Service)』で使われたルイ・アームストロング(Louis Armstrong)の『愛はすべてを越えて(原題: We Have All The Time In The World)』が再度使用され、非常に感動的だったこと
③ 『ボヘミアン・ラプソディ(原題: Bohemian Rhapsody)』でボーカルのフレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)役で主演となったラミ・マレック(Rami Malek)が存在感を示したこと
④ 監督が日系4世で、ところどころに日本に関係するシーン、アイテムが登場すること を特筆しておきます。
以上、映画の核心の紹介を避けつつ、周辺情報について縷々記しました。
ボンド・ファン以外の方は、本稿をスルーしていただいて結構です。
どうせ取るに足らない情報ですから(「いいね!」してくれるのは、北九州のマリア姫ぐらいかなあ)。。。
🎥 No Time To Die Trailer
https://www.youtube.com/watch?v=-JPpVwepBls
おまけ
🎥『007』ダニエル・クレイグ、ラミ・マレックらが日本のファンの質問に答える!映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』バーチャルイベント【トークノーカット】
https://www.youtube.com/watch?v=hXu0JMCa1Nk
毒舌亭(2021.10.20up) |