クリスマスの空から
毎晩の様に夜空を眺めている
三日月から始まって上弦の月
そして満月
熱い紅茶をすすりながら見上げている

吐く息は白く
冷気が足元から這い上がってくる
それでも不思議と寒さは感じない
日中は曇ったり雪が降ったりしているが
夜になると雲が切れ
星と共に月が上がってくる

毎晩続くと偶然とは思えなくなってきた
私がではなく
月が待っていてくれる様に思えてくる
早く外に出て空を見上げてくれと……
動く事なのだと思う
動かない事には何も見えてこない
動かない事には周りも動かない
待っているだけでは何も動かない
久しぶりに遠くの友に電話した
弾ける笑顔の返事が返ってくる
いつも心に想ってはいても
弾ける笑顔の返事に気持ちが動いた

会いに行こう
暫く沈黙していた心が
熱く動いた
大和伸一【2026.1.15掲載】
|