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第563話  少し前進



by ちぃな ちぃな
背景素材:ふわふわ。り
MP3"散歩道" TAM Music Factory
Site arranged by 葉羽

 

 

 

 

 

 

 

 少し前進

ちぃな 長男次男がそれぞれ卒業進学してからほぼ半年です。

 次男は本人の希望どおり卓球三昧なので、まあよろしいわ。

 長男はあの怒涛の不登校との戦いでかーちゃんもう何もする気がなく、またその必要もなさそうなので、放置。

 というよりは、1、2年は引きこもりか?3年後、次男が高校卒業する時に何か感じることがあれば、くらいのなが~~~い目でいよう、と思っておりました。
 長男に関しても、大きな枠だ。
 ゴールは彼の自立だ、と改めて目標再設定。

いつの間にか日が短くなりました

 長男に関して、生活の世話はする。
 それ以上の面倒は、本人が言ってこない限り触れない。

 お陰で、次男の毎日のお弁当作りや練習試合の送迎、その他諸々に集中できるのはありがたい。

 長男4歳から通い始めた市の児童相談は18歳までなのでもう卒業せねばならんのですが、次男の相談→兄弟間の相談→長男の相談をしようと思って継続。

 そこで繋がっていられるから、普段の私の不安、不満、心配、愚痴、良かったこと、笑ったこと、嬉しかったこと、ほっとしたこと、全部専門的客観的な視野を持った人に聞いてもらって、日常を回しているような気もします。

長男「明日病院行くから病院代欲しい」

 おお、勝手に通院打ち切ってた病院、行くのね。
 そのためのお金は渡しますわ。
 だけど、いつも私が送迎してた駅からは遠いあの病院、どうやって行くのかね?
 と思いつつ聞かないことにする。

 本人が交通手段を確保するところまで任せる、それで行けなかったとしても、自分で予定を組み直してもらえばいい話。

 高校卒業するために、半年前まではかーちゃん主導で動いてました。

 長男の事を考えたら、高校だって自分で行きたかったはずの高校よ、行けなくなったのも彼の責任よ、と思わなくもないですが、いかんせん高校と私の会社が近すぎる。

 長男が行けなくなった高校を見ながら毎日出勤するのはきついな、と自分のためにも、何とか長男を卒業に持っていったんでした。

 が、彼はもう行かなきゃいけないところもやらなきゃいけないこともないので、もう本人に任せてみる。

 とりあえず手は放してみる。
 だけど目は放さないでおく。
 誰が何と言おうと、今年1年は、黙って本人に任せてみる。
 ということを自分で自分に言い聞かせる。

 朝も起こさない。
「今日病院行くの?」「どうやって行くの?」も聞かない。

 朝かーちゃん出勤時、起きてる様子なかったし、行けなかったかな、まあしょうがないか、と思っておりました。

 かーちゃん帰宅後

ちぃな「今日病院行ったの?」

「行ったよ」

ちぃな「おお、やるじゃん、どうやって?」

「駅からバスで調べて行った」

ちぃな「先生はなんて?」

「今の感じなら大丈夫だと思う。必要なら薬をのむけど、今は飲まなくていい、のむようになったらまた来てって言ってた」

ちぃな「じゃあもう薬ものまないでいいのね?のむことがあったらまた行けばいいのね?」

「そう。あとママが香川行ってる間、バイトの面接行った」

ちぃな「どこの?どういうの?」

「駅の近くの学童」

ちぃな「ああ、それはあなた好きそうだね、行けるといいね」

 結果、そのバイトは不採用だったようですが、彼が自分で動き始めた。
 長男自身が、自分で自分の時間を動かせたこと。

 小さい出来事かもしれないし、私は動かずに見てただけ。
 だけど、前進のための楔を打てたような気がしています。

 

 児童相談室でもらった1枚の葉っぱから挿し木で増えた。(↑)

 ほっといた方が育つってことかね?
 そのさじ加減の難しいことよ。苦笑。

(配信:2026.10.1 ちぃなちぃな)  To be continued⇒

   

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