だまし絵もどんどん高度化されているようで…。
まず最初に下の写真をご覧いただきたい。
う~む、何やら地下のコンコースにぐちゃぐちゃな模様が塗られています。
よく見るとUPやOUT、それにINらしき文字のようなものが。
待てよ、これはもしかして・・・
ということで、“ある場所”から撮った写真が以下。
まるで空間に描かれた文字。
特別な“視点”から見ると浮かび上がる・・そう、これは現代のリアルだまし絵ではないでしょうか?
そして、次の写真がこれ(↓)
いやぁ、ずいぶんと小っちゃいオジサンですね・・手前の人。
でも、そんなワケはありません。実態はこちら。
これも“特別な視点”ありきの写真でした。
次は、Lissy Elle Laricchia氏の写真アートから。
おっと、どう見ても不自然な姿勢の女性。
いったいこれは・・!?
ついでにもう一枚。
あらら、今度は天井に粘っちゃってるよ!
まあ、これも“視点”を操ったアート。
じっくり見ていれば実態が見えてくる・・・はずなんだけど?
さて、そもそもだまし絵とは、“人間の錯覚”を用いたお遊び。
古典的なものをいくつかご紹介しておきましょう。
まずは下の縞々模様。
黒いストライプに濃いグレーの長方形と薄いグレーの長方形が被せてある。
いや、“だまし絵”なので、そんなはずはありません。
実は、濃いグレーや薄いグレーと見えている「灰色部分」は全く同じ色でございます。
信じられない方は、両脇の「白黒背景」を手で抑えて比べてみてください。
ほぉ~らね♪
次のは、ちょっと気持ち悪いかも。
下の絵をじっと見ていると・・・!?
動いてるよ、コレ!!
・・・・・・そんなことはありません。でもウニョウニョ動いて見える。
次のは螺旋模様。
・・ではなく、四つの“完全な同心円”でございます。
ええー!絶対にそう見えない・・と言っているアナタ、そう、そこのアナタ。ちなみに指でぐるっとなぞってみてください。
ハイ、アナタの負けぇ~!
ということで、次のクラッシックなカフェの市松模様も当然に“完全な並行”であることは言うまでもありません。
“古典的な”だまし絵をみてもらったついでに、これこそまさに古典。
あの有名な“螺旋階段”。
おーまいがー! ・・気持ちは分かります。
でもって、こんなのも。
おーい! ・・って、次元の違うところにいるよ、この二人。
お次は、岸波通信ナヴィゲーションのタイトル・バナーにも使わせていただいている写真。
今度は、ぶち模様のお犬様。
いかにも風通しのよさそうな写真です。
・・少々、頭が混乱してまいりました。
これ以上、頭が混乱しないうちに、最後の二枚はアート系から。
まずは雪原でなにかをしている女性。
・・縫ってますね。
うん、縫ってる・・大きな針で。
最後は、大草原で仕事をする二人・・・二人?
う~む、実に面白い。
《配信:2014.8.17》
葉羽 アメリカの『Dark Rasted Blend』のサイトから。 |