本当に当るんですよ、コレ！！

　福島県立美術館で夏の企画展「胸さわぎの夏休み」を開催しています。

　今回、ジャンルの異なる４人のアーティストが参画しているのですが、そのポスターの中央ひし形の中にはどうやら４人の作品が埋め込まれているようです。

胸さわぎの夏休み （福島県立美術館）

　これをじっと見ていたら、「あれあれ、なんだコレは？」

　気になった部分を拡大して広げると、こんなことが書いてある・・。

恋みくじ （作：イチハラヒロコ）

　いったいこれは何なのか？　そもそもアートなのか？　どこがアートなのか？…と、いろんな疑問が浮かんで参りました。

　で、調べてみましたら、これを作ったイチハラヒロコさんという方は、白地に黒の太ゴシックで文字を載せる“言葉アーティスト”。

　１９８８年の「LOVE　おまえのせいだ。」を皮切りとして、数々の言葉アート展覧会を開催しているとのこと。

　一つだけ観ると「なんだこりゃ！？」なのですが、彼女の作品を次々に検索して観ていくと…次第にハマっていくのですよ。

恋みくじ （作：イチハラヒロコ）

恋みくじ （作：イチハラヒロコ）

恋みくじ （作：イチハラヒロコ）

恋みくじ （作：イチハラヒロコ）

　ほ～らね、だんだんハマって来たでしょう♪

　さらに、このじゅわーっとくる面白さに目を付けて、おみくじにしちゃったリアル神社が現れたのです。

　名付けて「イチハラヒロコの恋みくじ」。

　これがけっこう当るとの評判で、現在、大阪府松原市にある布忍神社、熊本県熊本市にある山崎菅原神社、愛知県清須市にある清洲山王宮日吉神社で“恋みくじ”を引くことが出来るそうであります。

　だけど、けっこう辛らつな内容のものも多いので、引く時にはご用心ですぞ。

　例えば…

恋みくじ （作：イチハラヒロコ）

恋みくじ （作：イチハラヒロコ）

恋みくじ （作：イチハラヒロコ）

　怖いですね～

　しかも布忍神社では、一年後に再度訪れた女性コンビが恋みくじを引いたら、二人とも一年前とまったく同じものを引いてしまったという恐ろしい実話もあるのです！

　で、この“恋みくじ”が余りに面白いものですから、僕は一計を案じ、職場の飲み会の時に「自家製恋みくじ」を作って女性達に引いてもらいました！

　上のほかにどんな言葉を拾ったか、その一部をご紹介。

◆　LOVE　おまえのせいだ。

◆　君がいて　僕がいて　愛はない。

◆　ワンサイドラブは、もうごめんだ。

◆　あのときははやすぎて、いまではおそすぎる。

◆　自分よければすべてよし。

◆　愛は速攻。

◆　どたんば　せとぎわ　崖っぷち。

◆　わたしの恋はレッカー移動。

◆　わたしには華がある。

◆　それみたことか。

◆　良縁もとむ。

◆　友達どまりは決定なのかね。

◆　これ以上何を望む。

◆　わたしに落ち度はありません。

◆　悪いけどこの恋は逃がさん。

◆　チャンスを何度もあげたのに。

エトセトラ…

　「キャーキャー何やってんの～！？」　「え～ナニコレ～！！」

　…いやー、宴会が盛り上がりました。

　というか、「私にも引かせて♪」のラブコールが相次ぎ、モテモテ状態でございます♪

←（いや、別にモテてないから。）daddy

　ところがっ！

　“募集中”の娘さんたちには冗談で済ませられるのですが、近年結婚して赤ちゃんができたばかりの幸せいっぱいアヤコ先生が「引かせて！」と。

　焦りました！

　こんな可愛い、そして幸せいっぱいのアヤコ先生の家庭にヒビでも入るようなとんでもないみくじを引いたら大変なことに…。（オロオロ）

　そんなことになったら、いったいどうやって責任をとったらいいものか。

←（大きな勘違い。）daddy

　で、「どうしても引かせて♪」攻勢に抗しきれず、引いてもらった結果がコレ。

自家製・恋みくじ

　《配信：2010.8.12》

葉羽　ほ～らね、やっぱり当るんですよ。あはははは！