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 その174 ネイチャー・ランドアート

「モーニングコーヒー」Benchi time

 道端にあるものをアレンジしてアートを創り上げる芸術家がいます。

 最初にコチラの画像をご覧いただきましょう。

 おやおや、何か手前の方がヘンだぞ・・。

 これは、英国のヨークシャーに住む”ランド・アーティスト”James Bruntさん制作の自然曼荼羅。

 僕は彼をFacebookでフォローしているのです。(※なお、James Bluntという一文字違いの英国ミュージシャンが別にいる。)

 Brunt氏は道端にあるいろいろなものをアレンジして、こうした作品を創り上げるアーティスト。

 では、僕が感動した彼の作品を何枚か。まずは、コチラの天然石曼荼羅・・

 そして、流木と砂・・

 

 積み石・・

 

 どうです、美しいでしょう?

 彼は愛犬を連れて散歩に出、お気に入りの素材を見つけると、その場で材料を組み立てていくのです。

 アーティストの類型からすると、丸山芳子さんと同じインスタレーション(空間造形)の芸術家だと思いますが、彼は作品を美術館や展示施設に持ち出さない。

 その場で制作して写真を撮影し、「写真集」や「パネル」にして販売しているのです。

  ネットで販売しているパネル

 そんなBrunt氏のFacebookにあった本人写真がコチラ・・

  James Brunt氏

 そして、Facebookの最新投稿(昨日9月6日付け)にはこんな写真が。

 おやおや、これは何でしょう?

 一緒にこんな写真が・・

 

 ふむふむ、地面に描いた「スゴロク・ゲーム」に参加を促す告知ですね。

 人間が入った「実際の大きさ」が分かる写真がコチラ・・

 

 をっと、かなり巨大なモノなんですね。人が豆粒のように。

 そして、大きなサイコロを抱えてスタート地点に立った写真がコチラ・・

 

 あらま、可愛らしいお嬢ちゃんたち。

 よく見ると「サイコロの数字」の柄はBrunt氏の「自然曼荼羅」を貼り付けたもの。

 このようにアートばかりではなく、才能を活かして地域のイベントにも協力しているランドアーティストなのです。

 それでは、Brunt氏の極めつけの「ランドアート」を幾つか。

 まずは、コチラ・・

 枯葉を敷き詰めた上に別の枯葉で文字を描いています。

 これは現在のBrunt氏のホームページのトップを飾っているランドアート。

  Brunt氏のホームページ

 文字部分の枯葉は一枚一枚、「fallen(落ち葉)」の文字が切り抜かれている!?

 とてつもなく時間がかかった「労作」なんですね。

 次に、コチラ・・

 さらに「不定形」のタイプも。

 

 

 うん、こういうのもイイネ!

 海岸の砂に模様を作ったタイプはコチラ・・

 

 これは「広大」ですね。何時間かかったのでしょう?

 こちらも・・

 うわわわ・・

 そして不定形な花。制作するのに空間把握能力が試されますね。

 ・・つか、左上の2ミリくらいなのが人?

 長くなってきたので、最後の一枚。

 

 えええええ~!? どんだけ大きいの?

「登山道」が見える周囲の「山」より大きいんですけど!

(※このような重機を使わなければ制作できない作品は「インスタレーション」ではなく「プロジェクト」と呼びます。)

 《配信:2025.9.7》

葉羽これって凄いですよね、だって材料費はゼロ。必要なのは美的センスと根気だけ(笑)

 

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