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 その146 長時間露光の世界
「モーニングコーヒー」Benchi time

 長時間露光テクニックによる幻想的な写真たち。

 最初にコチラの画像をご覧いただきたい。

 これは長時間露光によって撮影された幻想的な風景写真。

 例えば、屋上にゴスロリ・ドールを置いて普通にシャッターを切るとこんな写真に。

 

 ところが、シャッタースピードを遅くして長時間露光させると・・

 

 このように背景が柔らかに、被写体がくっきり浮き出た写真が撮れる。

 そんなふうにして撮影された不思議な写真たちを何枚か。

 

 風に揺らめく炎。

 

 パリの観覧車。

 

 カリフォルニア州サンタバーバラでLEDライトを振り回して撮影された写真。

 

 これはまるで稲妻のように見える花火の写真。

 コレを見て思い出しました。

 当通信「野鳥ギャラリー」の"瞬間の魔術師"T.sakumaによる花火写真が下ですが・・

  野鳥ギャラリー/金沢まつり花火大会

 彼も花火を美しく撮るためシャッタースピードを遅くしているとコメントしていました。

 また、渓流を撮ると、このように水流がシルキーに変わります。

 これを見てまたまた思い出しましたが、当通信の清野善男氏による特別投稿「生命(いのち)輝く刻」にも不思議な写真たちがありました。

  生命輝く刻/夏の渓流

  生命輝く刻/幽谷緑映

 20年前に初見した時は分かりませんでしたが、今考えると、彼はこの不思議な写真を長時間露光で撮影していたんですね。

 また、NDフィルター(サングラスのような黒いフィルター)を併用して夜明けや夕暮れの時間帯に撮影する手法もあります。

 NDフィルターを使うと透過する光量が減るので、長時間露光することになります。こうして撮影された街の風景などは写真と言うより絵画的に見えるかもしれません。

 

 

 水面がまるで鏡のよう。

 ちなみに滝を撮るとこのようになります。

 

 まるで束ねられたシルクの糸のようですね。

 ナイアガラの滝だとこのようになります。

 

 では、ランダムにあと何枚か・・

 

 "橋の上でスチールウールを燃やした"とコメントされた写真ですが、イマイチ状況が掴めません。スチールウールって金タワシのことですが、何で?(笑)

 

 カナダはモントリオールの遊園地の遊具。うん、目が回りそうだ。

 

 ドバイの道路にて。うん、コレはありがちな写真・・こうやって撮ったのか。

 ありがちと言えば、こういうのも・・

 

 はい、満天の星空。でも飛び切り美しい♪

 で、星空の写真でインスピレーションを得たので、本日最後の一枚はコチラ・・

 これは、岸波通信another world.Episode45「太陽のアナレンマ」で紹介した”月のアナレンマ”。

 アナレンマは長時間露光ではなく、毎日同じ場所から同じ時刻に撮影した写真を合成したものですが、視差によって∞(無限)の形が描き出される姿が美しく、そして神秘的です。

 《配信:2024.6.10》

葉羽「らばQ」その他のサイトから写真をお借りしました。

 

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