手間ヒマさえかければ、人間でも・・。
まずは、こんなモノからご覧いただきたい。
はい、パンダの人形売り場です。
ここは中国。お土産用に色々なタイプのパンダ人形が売られているんですね~♪
そして、お次はコチラ・・・
コチラは食品売り場。缶ジュースやペットボトル飲料がズラリ。日本では缶を”縦に積む”というのは見かけませんね。取りずらく無いのでしょうか。
え・・ああ、そろそろお気づきなされましたか? いずれの写真も画面下に何か見えています。コレ、人間の足? よくよく見れば、そこから上の方にも何やら透けて見えるような。
はい、これらは人間の身体に背景と同じ模様をペインティングしてステルス化しているのです。
こうした「光学迷彩」は007シリーズの『ダイ・アナザー・デイ』のボンド・カーにも取り入れられていました。この通り。
『ダイ・アナザー・デイ』
しかし、いまご覧に入れているのは、人間の手によってペインティングしたアナログ・ステルス・アート。
もうちょっと見てみましょう。万里の長城にて・・
レンガ積みの壁の前にて・・
ヴェネチアにて・・
なんとも見事な仕事ではありませんか。
これらは”見えない男”として有名な、中国山東省出身の造形作家リウ・ボーリン氏のアート。作品(写真)は世界中の美術館に展示されています。
リウ氏本人が下書きしたスーツを着こんで背景の前に立ち、助手らの手によって丁寧なペイントを施して完成。
簡単なモノなら数時間、複雑なものでは3~4日ほどかかるそうです。
でも、簡単なモノだとどうしても仕事が雑になるようで、例えばコレ・・
黄河にて。
いやいや、バレまくりですって!
モデルを使って、数で勝負!
近づき過ぎ!!
やっぱり、上手にできた方を見たいですよね?
ヒマワリ・・
キャラクター・グッズ・・
縞模様・・
劇場・・
さて、お次は少々、難易度高め。
どこに居るのでしょう?
今までのモノは中央に立っている場合が多かったので見つけやすいですが、こうなると見分けが付きにくいですね。
さて、ここまではアートの紹介でしたが、軍事技術分野ではもっと凄いものが開発されているのです。
カナダのHyperStealth Biotechnology社が開発した「量子ステルス」という技術は、電力も要らずたった一枚の薄いシートさえあれば身を隠せるという優れモノ。
どんなものかというと、こんなもの・・
これは別に芝生模様の布を被っている訳ではありません。カメレオンのように、背景と同じ見え方に変化するのです。
折り曲げOKで、電力不要というところが凄いと思いませんか。
実態はこんなモノ。(※シートが見えやすい画像)
ただこのシートを持って背景の前に立つだけでホラ・・
ね、トンデモナイ技術でしょう?
静止画だけでは、凄さが伝わりにくいでしょうから、最後にそのPRビデオをお見せしましょう。
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