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「windblue」 by MIDIBOX


たまに食べていた初台のふどう商店街にあった「うなぎの成瀬」が1年も経たずに最近閉店してしまった。

「うなぎの成瀬」は現在その大量閉店が外食業界の大きな話題になっている。3年ほど前はその大量出店が話題になっていたのだが(笑)。

 初台(京王新線で新宿の次の駅)にある新国立劇場でオペラを見に行った日(7月18日土曜日)に、土曜日でもあるし(土用の丑の日のシャレ)鰻でも食べようかと思ったときに、新国立劇場のすぐ近くに昨年出来た「うな賀」という店を最近見つけたのを思い出した。鶏白湯ラーメン「武一(たけいち)」の2階である。

 「うな賀」

 まずエレベーターは故障していて、急こう配の階段を上がる。小さな店で私の前に子供を連れた女性、窓際のテーブルに仕事の打ち合わせをする男女がいた。

 

 アルバイトの女の子が「まだうなぎ御膳あります」と言いながら寄ってくる。冷水の入ったプラスチックの安っぽいコップをカウンターに置く。「じゃ、それ」と言うと、「他に何か?」と動かない。酒の注文を強要している感じ(笑)。

「マイルールでオペラとかコンサート鑑賞前はアルコールは禁止なんです。一度飲んで寝てしまって残念な思いをしたことがあるんです」と心の中でつぶやき、「それだけです。あ、ご飯は大盛りにして」。

 小ぶりな鰻の味は「うなぎの成瀬」のレベルだがまずまず。なんでネギがかかっているのかな?

 千切りの海苔は許せるが蒲焼きに山葵はいらないだろう。鰻ざく、鰻巻きもまずまず。しかし、なんで昆布煮の小鉢があるのかな。切り干し大根とか野菜の煮物とかありそうなもんだが。

 漬物は本当は奈良漬けが鰻屋の本線だろう。白菜漬けが良かったが、まあ沢庵でも箸休めにはなる。いただけないのはトロロ昆布の吸い物。明らかにインスタントの味。吸い物は料理人のバロメーターだと思うが。

 これで税込1720円。しばらく前まで1500円(税抜?)で提供していたようだが、値上げしている。ご飯の大盛りは100円増しでトータル1820円。

 なかなか微妙な値段と味ではあった。この店、長く続いていけるだろうか?

(20260.8.28「岸波通信」配信 by 三浦彰 &葉羽

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