アマチュア・オーケストラの魅力を知って今年は35 回ほど聞いているが、とにかくホルン、トランペットが下手でせっかくの熱演をダメにするケースがかなりある。
それだけでなくやはり全体的な技術がもう少しアップして欲しいのだ。基本は趣味でやっている愛好家にそんなことを言うのはオカド違いなのだが。
その点、音大オーケストラはプロを目指している集団である。すでにプロオーケストラへの入団が内定している学生もいるのである。
そして言うまでもなくアマチュア・オーケストラであるから、ある意味金を得るために労働しているプロ・オーケストラとは「志」や「音楽に奉仕する心」の高さが違うのである。これは聞かない手はないのである。
第1日目登場は以下の通り。
1.現田茂夫指揮昭和音楽大学:プロコフィエフバレエ組曲「ロミオとジュリエット」
2.山下一史指揮東京芸大:ショスタコーヴィチ交響曲第5番
3.高関健指揮桐朋学園大学:バッハ幻想曲とフーガハ短調BWV537(エルガー管弦楽編曲)/ブラームスピアノ四重奏曲第1番(シェーンベルク管弦楽編曲)
15時開演で、20分の休憩を2回挟んで終演は18時を回っていたから、さすがにキツイ。2大学でも十分なボリュームだと思うが、そうもいかないのか。
ただしいずれも、前述したように技術もプロ顔負けで素晴らしい演奏のレベルでしかも熱っぽい。
この熱さをちょっと見習って欲しいプロ・オーケストラがかなりある。

コントラバスが昭和音大は6台、芸大は7台、桐朋は9台だったが、昭和音大のフォルティッシモは凄まじかった。
個人的には、最初の登場だったこともあって、昭和音大に熱演賞を送りたい。芸大はさすがといった整った演奏で秀演賞。第3楽章のラルゴが胸に迫った。
桐朋は編曲物で登場。私はこういう編曲物が嫌いなのだが、ブラームスの第3楽章ジプシー風ロンドにおけるヴァイオリンの早弾きには唖然!拍手喝采だった。さすが「弦の桐朋」である。技能賞であった。
いやあ、本当に楽しめた。