いやあ、昨夜は新橋の居酒屋「てまり」(家庭料理と店内にいる猫で有名な店)で飲みながら、スマホでAbemaTV「王座戦挑戦者決定戦藤井聡太vs豊島将之九段」を観戦(午前9時にスタートし両者持ち時間は5時間)。
振り駒で藤井聡太が先手になるというラッキーなスタートだったが終盤は両者1分将棋で二転三転どころか五転六転する大激戦になった。
結局、ギリギリギリで藤井聡太が159手で勝った。終局は21時15分。まさに死力を尽くして激闘だった。やはり、豊島将之九段は、将棋界では実力No.2なのを証明した。
全冠8タイトル制覇のためにこの挑戦者決定戦が最大の関門とこのコラムで書いたが、まさしくそうなった。
↓(※下はAIによる戦局評価グラフ。棒線が上部に伸びると先手の藤井聡太が有利。下部に伸びると後手有利。)
永瀬拓矢王座との王座戦5番勝負(先に3勝した方が勝ち)は8月31木曜日に開幕する。永瀬は実力的には将棋界No.4だと思うが、千日手や持将棋を厭わぬ曲者棋士であり、簡単な相手ではない。
その前に、藤井聡太には王位戦(現在7番勝負で佐々木大地七段に3連勝中)の防衛もある。
とにかく、今年も将棋の藤井聡太と野球の大谷翔平に生活が支配されている。藤井聡太の八冠全タイトル制覇と大谷翔平のホームラン王は悲願にすらなっている。
逆に、競輪、競艇、オートレースが完全に興味の圏外になってしまった。加えてコロナ禍を契機にやめたカラオケと麻雀ももうやりたいとも思わなくなった。いいことばかりだが、
老眼の進行で本をほとんど読まなくなったのは実に情けない。
(2023.8.11「岸波通信」配信 by
三浦彰 &葉羽)
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