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佐賀に小旅行の続き、唐津市高島の宝クジ当選の神様を祀った宝当神社に行って参拝して参りました。

 佐賀県に7つある離島は全て唐津市にあるが、その中で唐津港から最も近くにある高島(たかしま)は、拝めば宝くじが当たる宝当神社(ほうとうじんじゃ)があることで知られる。

 島おこしの記念碑。

 これが宝当神社。

 島の人口は306人(2010年国勢調査)。島の大半は野崎姓。唐津城近くの桟橋からボートで10分ほど(500円)。

 宝当神社には、参拝者から送られてきた御礼状が貼られている。ホンマかいな?

 神社近くの開運グッズを売る商店には猫だらけ! 招き猫というわけ。

 なぜか店のオバさんとドクターコパのツーショット写真が幸運招き袋の什器に置かれていた!

 中田喜子とのツーショット写真も。中田喜子も霊感タレントなのか?

 こんな花が高島の野原に咲いておりました。

 なんという花なんでしょうか?宝花?

 今回の佐賀旅行の私の最大の目的は、唐津市にある「鮨処つく田」訪問。

 唐津駅から歩いて10分ほどだが、入り口が目立たず一度は通り過ぎた。

 伝説の鮨職人の数寄屋橋「きよ田」のかつての主人である新津武昭氏に通いで師事したという松尾雄二氏(62)がその江戸前の技を用いて、唐津を始めとした地元の素材をメインに握っているという。

 職人としては今がピークかもしれない。しかしこういう親方が私よりも年下なんだから、私も歳とったものである(笑)。

 突き出しのきのこおろし。

酒器は唐津焼。渋い。

 漬け鯖のごま和え。ごま鯖とは違うらしい。

 河豚の湯引き。これは今ひとつ。

 牡蠣のオイル漬け。酒が進んで困る。

 握りはヒラメから。

 昆布締めは浅いのか昆布の風味はあまり感じず。

 サワラ。

 鰆と書くが年中獲れるらしいが、今がベストらしい。確かに旨い。

 剣先イカ。

 近くのイカの産地の呼子ではなく唐津に上がったものらしい。旨い旨い。

 赤足エビ。

 いやあ本当に旨い。今回のベストか。

 北海道の時知らず(鮭の一種)の漬け。

 マグロがない代わりらしいがなかなかいい味。

 イワシ。脂がのっていて下処理もいい。

 赤酢で砂糖を入れないシャリに合う。

 帆立貝。手のひらでつぶして最適の食感にしてツメを塗って提供する。

 食べてみればなるほどである。

 長崎県対島の穴子。文句なし。

 うに巻き。

  卵。デザート感覚の卵焼きだ。

 これで昼の握り&ツマミコース9900円(消費税込み)は終了。

 酒は最初に福岡県糸島産の田中六十五の冷1合と佐渡産の北雪の純米ぬる燗2合7勺半。この北雪のぬる燗がこの店のツマミと寿司にピッタリで飲み過ぎた。

 しかしこんな場所に江戸前寿司の名人がいたとは驚きだ。

 東京では、大した修行もしていない若い鮨職人の店がミシュランで星を獲ったとかで簡単に予約も取れない人気店に最近なっているが、私はこうした店には入っていないから知らないがちゃんとした仕事をしているんだろうか。

 この「鮨処つく田」はミシュラン福岡・佐賀・長崎版にも二つ星で掲載されて、予約困難店だが、今回は運良く入れた。

 そのうちまた再訪したいものである。

                

(2020.2.14「岸波通信」配信 by 葉羽&三浦彰)

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